自ら進んでシューイを要求したハミルトン、”リカルド風味”のシャンパンのお味はどうでしたか?
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メルセデスのルイス・ハミルトンは、イモラの表彰台で味わった”リカルド風味”のモエ・エ・シャンドンについて、「足の爪の”あか”」のような味だったと振り返った。
ダニエル・リカルドはニュルブルクリンクで行われたアイフェルGPで3位フィニッシュを果たし、ワークス復帰後初の表彰台をルノーにもたらしたが、その際は同じく表彰台に上がったマックス・フェルスタッペンから執拗な”シャンパン攻撃”を受けたため、汗だくのレースシューズに注いだシャンパンを飲むという、いわゆる”シューイ”の存在を完全に忘れてしまっていた。
オーストラリアで特に人気があるとされるこの常識外れの”飲み物”をF1サーカスで広く知らしめたのはリカルドであり、2016年のドイツGPで2位表彰台に上がった際に初めて披露した。以降リカルドは、アイフェルGPを除いて表彰台に上がる度に欠かさずこの儀式を続けてきた。
二度と忘れてなるものか…そう心に誓っていたかどうかは定かでないが、イモラ・サーキットで開催されたエミリア・ロマーニャGPで再び3位フィニッシュを飾る大健闘を見せたリカルドは、メルセデスの2人と共にポディウムに上がると、おもむろにシューズを脱ぎ出した。
恐らく、その後のポディウムに広がった光景には多くのファンが唖然とした事だろう。オーストラリア・パース出身のドライバーに混じって優勝を飾ったハミルトンがこの催しに参加し、自分のものではなくリカルドの靴を使ってシャンパンを口に運んだのだから。
SHOEY TIME 😆 👟
One for Danny and one for Lewis 🥴
🎥 @RenaultF1Team#ImolaGP 🇮🇹 #F1 pic.twitter.com/2O2fShBhq6
— Formula 1 (@F1) November 1, 2020
6度のF1ワールドチャンピオンは以前、この陽気なドライバーと共に表彰台に上がった際、シューイを勧められて全力で拒絶していたため、リカルドは今回ハミルトンがこの儀式を自ら要求してきた事に驚いたという。
「僕が新鮮で甘美なヤツを1杯飲もうとしたら、ルイスが”もう片方のシューズを脱げよ”って言うんだ。3年前の表彰台で彼は”絶対に飲まない”なんて言ってたから、まさかって感じだったよ!」とリカルドは語った。
セレモニー後に行われたFIA会見の中で、シューイの味について問われたハミルトンは「あれは、足の爪の”あか”だよ!」と答えた。
「思ってた程は悪くなかったでしょ?」とのリカルドの突っ込みに対しては「美味くなかったのは確かだね。そもそもシャンパンはそんなに好きじゃないんだけど、アレは酷い味だった!」と返した。
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