F1オーストリアGP:予選2番手ハミルトン、トラックリミットでタイム抹消も

マスクを着用しソーシャルディスタンスを遵守してメディアセッションに臨むメルセデスのルイス・ハミルトンcopyright Daimler AG

F1オーストリアGPのスチュワードは、予選Q3でのイエローフラッグを無視した疑いがあるとして、2番グリッドを獲得したメルセデスのルイス・ハミルトンを審議の対象としたが、調査の結果お咎めなしとした。

その一方でトラックリミットのジャッジを下し、Q3の1回目のハミルトンのラップタイムを抹消した。ただし最終アタックでこれを塗り替える自己ベストを記録していたため、グリッドポジションに変更はなかった。ハミルトンは日曜のレースをソフトタイヤを履いてフロントロー2番グリッドからスタートする。

Q3の終盤、バルテリ・ボッタスが最後のフライングラップの際にコース外へと飛び出したため、黄旗が振られる事態となった。この際、後続のハミルトンが減速しなかった可能性が浮上。スチュワードによる審議が行われた。ハミルトン自身はイエローフラッグについて「見ていない」と証言していた。

映像証拠による検証作業の結果、問題となったターン5で黄旗が振られているのが確認されたものの、これと同時にグリーンライトパネルが点灯していた事が明らかとなった。ドライバーに対して相反する2つのシグナルが表示されていた事を考慮し、スチュワードは本件を不問とする決断を下した。

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