アルピーヌ離脱のオコン起用を「真剣に検討」するハースF1の小松礼雄

ハースF1チームの小松礼雄代表とエステバン・オコン(アルピーヌ)、2041年F1Courtesy Of Haas / Alpine

ハースのF1チーム代表を務める小松礼雄は、2024年末限りでアルピーヌからの離脱が発表されたエステバン・オコンの起用を「真剣に検討」していると認めた。

僚友ピエール・ガスリーに衝突したモナコを経てアルピーヌは、契約を更新せず、今シーズン末を以てオコンがチームを去ると発表した。

ニコ・ヒュルケンベルグは、2026年以降にアウディのF1プロジェクトを担当するザウバーへの移籍が決まっており、ケビン・マグヌッセンの契約も今季末限りであるため、ハースは2025年に向けて二人のドライバーと契約を結ぶ必要がある。

オコンについて小松礼雄はカナダで「彼は経験が豊富です。レースで優勝し、表彰台にも立ち、多くのポイントを獲得してきました。それに加えて幾つかの異なるチームで働いた経験もあり、我々が求めているものを持ち合わせています」と語った。

「それにまだ27歳と本当に若く、彼の献身と仕事に対する姿勢は本当に素晴らしいと思っています」

「私は経験豊富な何名かの現役のF1ドライバー、そして若手ドライバー達とも話をしていますが、エステバンはその中でも真剣に考えている一人です」

小松礼雄は2006年から2015年にかけて、当時ルノーあるいはロータスの看板を掲げていた英国エンストンのチーム、現在のアルピーヌに在籍していた。

オコンが初めてF1マシンをドライブしたのは2014年、リカルド・トルモ・サーキットでロータスE20を駆った時の事で、同年11月のアブダビGPではロータスからFP1に出走。週末デビューを飾った経緯がある。

ハースの候補にはオコンの他に、パワーユニットの供給元、フェラーリのジュニアドライバーであるオリバー・ベアマンやバルテリ・ボッタス(ザウバー)の名が取り沙汰されている。

来季のドライバーラインナップについて小松礼雄は、若手とベテランのコンビは「本当にエキサイティングな組み合わせ」になるだろうとした上で、「2、3週間から数ヶ月以内」に発表が行われる可能性を認めた。

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