ハースF1、ニキータ・マゼピン及びウラルカリとの契約を即時解除

ハースのニキータ・マゼピンと小松礼雄、2021年11月12日F1サンパウロGPにてCourtesy Of Haas

ハースF1チームは3月5日(土)、レギュラードライバーのニキータ・マゼピン並びに、その支援者であるタイトルスポンサーのウラルカリ社との契約を即時終了したと発表した。

チームは声明の中で「他のF1コミュニティと同様、我々はウクライナへの侵攻に衝撃と悲しみを受けており、紛争の迅速かつ平和的な終結を願っている」と語った。

来週の3月10~12日にはバーレーン・インターナショナル・サーキットでの第2回プレシーズンテストが控えているが、ハースは後任ドライバーについて発表していない。

マゼピンが解雇となった場合についてチーム代表のギュンター・シュタイナーは先週、真っ先にリザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルディに電話を掛ける意向を示した。

だが、例えバーレーンでVF-22のステアリングを握ったとしても、チームが25歳のブラジル人ドライバーをレギュラードライバーに相応しいと判断するかどうかは不透明だ。

マゼピン、”一方的”なハースを非難

シューマッハがまだ2年目の若手だという事実に焦点を当てれば、チームとしてはベテランを起用するのが堅実だ。

パワーユニットサプライヤーのフェラーリとの関係を踏まえれば、昨年末でアルファロメオのシートを失ったアントニオ・ジョビナッツィが有力だ。これまでに何度かハースと行動を共にしているためチーム事情にも詳しく、昨年まで実際にF1のステアリングを握っていただけに直近のレース経験が豊富だ。

自らが抱えるジュニアドライバーの活躍の場を欲しているレッドブルやアルピーヌの若手を起用するというシナリオがあるとすれば、3年連続で異るジュニアカテゴリーを制したオスカー・ピアストリが最も有力、と言うよりは最も見てみたいドライバーだが、いずれにせよ週明けの早い段階で何らかのアナウンスがあるものと思われる。

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