ハースに新たな冠スポンサー!2023年より「マネーグラム・ハースF1チーム」に改称

マネーグラム社とのタイトルスポンサー契約を祝うハースF1チームのグラフィックCourtesy Of Haas

ハースF1チームはホームレースとなるF1第19戦アメリカGPの開幕を翌日に控えた10月20日(木)、国際送金ネットワーク事業を営むマネーグラム・インターナショナル社との新たなタイトルスポンサー契約を発表した。

この複数年に渡る新たなパートナーシップは2023年シーズンより開始される予定で、来季は「マネーグラム・ハースF1チーム(MoneyGram Haas F1 Team)」の名でFIA-F1世界選手権にエントリーする。またマシンのカラーリングも一新される。

ハースの過去のタイトルスポンサーであるリッチ・エナジーやウラルカリはいずれも物議を醸す形で短命に終わった経緯がある。

米国テキサス州ダラスに本拠地を構えるマネーグラム・インターナショナルはニューヨーク証券取引所に上場する国際送金事業を営む企業で、世界約200カ国に23万拠点のネットワークを有している。

2023年シーズンのF1は史上最多となる世界5大陸、21カ国での計24レースが計画されているが、これはマネーグラムの年間総取引額の約80%近くを占めている。

マネーグラムの最高マーケティング責任者を務めるグレッグ・ホールは「来年のレースカレンダーはマネーグラムの主要市場と重なる部分が非常に多い。顧客の声に耳を傾け、そのニーズを理解するための新たなチャネルを開拓できることに興奮している」と語った。

契約が有効となるのは来シーズンからだが、オースティン現地木曜に合同記者会見が行われるほか、F1アメリカGPの開催に合わせて幾つかのイベントが行われる。

本契約についてハースのチームオーナー兼会長を務めるジーン・ハースは「マネーグラムのような素晴らしいブランドを新たなタイトルスポンサーとして迎えることができ嬉しく思う」と述べた。

「2016年にF1世界選手権に参入して以来、ハースF1チームは強さ、敏捷性、レジリエンスにおいて高い評価を得てきた。この点でマネーグラムは金融サービス界で我々と似通っており、共に手を取りコースの内外を問わず結果を最大化する準備が整っている」

また、F1への参入についてマネーグラムのアレックス・ホームズ会長兼CEOは「これはフィンテックベンチャーとF1の交差を意味するものだ。エキサイティングかつ意味のある顧客体験を創造するためのコラボレーションを開始するのが待ちきれない」と述べた。

ハースはまだ2023年のドライバーラインナップを発表しておらず、誰がケビン・マグヌッセンのチームメイトを務めるのかは未定だが、ミック・シューマッハとの契約が更新されない場合、アストンマーチンのリザーブドライバーを務めるニコ・ヒュルケンベルグの起用が有力視されている。

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