フェルスタッペン、F1ドイツGPでミスを喫したベッテルを擁護「誰もがクラッシュする可能性があった」

ドイツのF1ファンと写真を撮るレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンcopyright Red Bull Content Pool

レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、22日に開催されたF1第11戦ドイツGP決勝レースで、ミスを喫しリタイアに終わったフェラーリのセバスチャン・ベッテルを擁護する。

母国グランプリのベッテルは予選でポールポジションを獲得し、最前列からレースをスタート。堅実な走りを見せ先頭を走り続けていたが、雨の混乱が収束しつつあった52周目にスタジアムセクションでクラッシュ。タイヤがロックアップした事でコーナーを曲がりきれずタイヤバリアに突っ込んだ。

レースを終えたベッテルは、ブレーキングが遅れた事でタイヤをロックさせた事がクラッシュの原因だと語り自身のミスだと認めたが、将来のF1ワールドチャンピオンが期待されているフェルスタッペンは、あのような形でのコースオフは誰にでも起こり得たとの見解を示した。

「凄く難しいコンディションだったんだ。特にあのコーナーはね」とフェルスタッペン。「例えほんの少しでもロックしてしまったら、即座にコースオフするような本当に難しい状況だったから、ああいった形になってしまったんだ」

フェルスタッペンは雨のレースとなった2016年のブラジルGPで、一人だけドライを走行しているかのような異次元のペースを見せ13台をごぼう抜き3位表彰台を獲得。1984年のモナコGPでのアイルトン・セナ、1996年のスペインGPでのミハエル・シューマッハを彷彿させるとして、ライバルチームの首脳陣から高い評価を得た。

「あの状況じゃ、誰だって簡単にクラッシュする可能性があったと思うよ」

4番グリッドから表彰台を目指したフェルスタッペンは、雨が振り始めた際にインターミディエイトに履き替えるも、予想とは裏腹に路面が乾き始めたため僅か2周で再びピットイン。中古のウルトラソフトでコースに復帰し4位でチェッカー受けた。

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