F1エミリア・ロマーニャGP:ジョージ・ラッセルのトレーナーがCOVID-19に似た症状発症で自己隔離
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ウィリアムズのジョージ・ラッセルのトレーナーを務めるアレックス・カサノヴァスが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と疑われる症状を患い、F1第13戦エミリア・ロマーニャGPを前に自己隔離に入った。
カサノヴァスは先週日曜日にアルガルベ・サーキットで開催された前戦ポルトガルGP以来、ラッセルと接触しておらず、ウィリアムズF1のドライバーは火曜にCOVID-19検査を受けているが、その際には陰性が確認されている。
よって、直ちにラッセルがイモラでのレース欠場を強いられる状況ではないものの、コロナウイルスの潜伏期間は平均5日程度と報告されている。ラッセルとカサノヴァスはグランプリ開幕前日の30日(金)にCOVID-19検査を受ける予定で、仮に陽性が確認されればパドックへの入場が禁止される。
ウィリアムズの公式リザーブドライバーを務めるのはジャック・エイトケンだが、今年のバルセロナテストで初めてV6ハイブリッドターボが搭載された現行F1マシンをドライブばかりであり、仮にラッセルが欠場となっても代役を務め上げられるだけの資質が備わっているとは言い難い。
特に、14年ぶりのF1カレンダー復帰を果たす今回のイモラが、史上初の2日制イベントである事を考えれば尚更だ。フリー走行は90分間で行われる土曜午前の1セッションしかなく、予選と決勝に向けた準備の時間は限られている。
最悪の事態を想定して、ウィリアムズが”スーパーサブ”のニコ・ヒュルケンベルグにコンタクトを取っているとしても何らの不思議はない。
セルジオ・ペレスと並び、来季レッドブル・ホンダの候補者である33歳のベテランドイツ人ドライバーは、シルバーストン・サーキットでの2戦でセルジオ・ペレスの代役を務め、ニュルブルクリンクでのアイフェルGPではランス・ストロールの代わりにレーシングポイントRP20のステアリングを握っている。