ピエール・ガスリー、コロナ感染から回復…”親友ルクレールのカート”でトレーニングを開始

シャルル・ルクレール・カートとアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリー、2021年2月9日ドバイ・オートドロームにてcopyright PierreGASLY

アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復し、幼少からの友人であるシャルル・ルクレールのカートを駆りドバイ・オートドロームにてトレーニングを開始した。

今季より角田裕毅をチームメイトに迎えるピエール・ガスリーは先月末、フル参戦4シーズン目を前にパーソナルトレーナーのピリー・サルメラとドバイでトレーニングに励んでいたところ、新型肺炎の検査で陽性となり自己隔離に入っていた。

症状は深刻なものではなく、隔離されている間も室内でトレーニングを続けるとしていたガスリーは10日(水)、「昨日は本当に楽しかった! またサーキットで走れて最高だ。手配してくれてありがとうシャルル」とのコメントを添えて、CL(シャルル・ルクレール)カートの隣に立つ自身の姿を収めた写真を公開した。

ドバイ・オートドロームは2004年創業のUAE初となる統合型多目的モータースポーツ施設で、国際自動車連盟(FIA)認可の全長5.39kmを誇るサーキットの他、レーススクールや屋内外のカートトラックなどを備える。

ザウバーでF1デビューを果たし、昨年フェラーリへの移籍を果たしたルクレールは「モータースポーツに対する情熱が生まれたのも、ピラミッドの頂点に立つための基礎を学んだのも、その後の僕を支えてくれた大切な人たちに出会ったのもカートだった」との思いから、BirelARTと提携して自身の名を関したカートを販売。レノックス・レーシングがこれを採用している。


© Birel ART

BirelARTはシャルル・ルクレール仕様の他にも、ルノーからマクラーレンに移籍したダニエル・リカルドや、アルファロメオのF1開発ドライバーを務めるロバート・クビサらの名を冠したカートも発売している。

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