マクラーレン、2016年バトン以来の5番グリッド「盛大に祝福したい」F1フランスGP《予選》
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F1第8戦フランスGP公式予選に挑んだマクラーレン・レーシングはランド・ノリスが5番手、カルロス・サインツが6番手を獲得し、ホンダと提携していた2016年のF1オーストリアGP以来となる予選最高位を叩き出した。
「チーム全員とファクトリーのみんなを讃えたい」とアンドレアス・ザイドル代表。ジェンソン・バトン以来の予選5番手を喜んだ。
「こんなに良いグリッドはマクラーレンにとって久しぶりだ。昨日のフリー走行は2回とも堅実だったし、今日のプラクティスも順調だった。予選ではタイヤの使い方等、学んだ事の全てをぶつけた」
「チームと二人のドライバーの素晴らしい仕事のおかげでQ3に進めたし、ミディアムで決勝をスタートするという目的も達成できた。スタートタイヤはレース結果を大きく左右する可能性がある」
「だが、リザルトに浮かれ過ぎてはいられない。冷静になって集中力を切らさないようにしなければならない。ポイントは明日上手くやってこそ得られるのだから」
マクラーレン:F1フランスGP予選
カルロス・サインツ予選: 6位, FP3: 9位
まず最初に、チームとファクトリーのみんなを盛大に祝福したい。今日の結果は舞台裏での絶え間ないハードワークと、新しく持ち込んだアップグレードの賜物だと思う。この方向性で開発を続けていく必要がある事が証明されたわけだ。
傍からはそう見えないかもしれないけど、個人的には厳しい週末を過ごしている。昨日余りにも実験的な事を試し過ぎたために、今日は少しばかり不利な状況になってしまったんだろう。
とは言え、マシンには完全に満足出ていないにしろ、ある程度は頑張ってリカバリー出来たし、今日はフィーリングも改善した。予選ではライバルより上の6番手を獲得できたし、ミディアムでQ3に進出できたから、決勝でのチャンスもある。明日はこの仕事を最後まで終わらせるつもりだ!
ランド・ノリス予選: 5位, FP3: 7位
初日セッションでかなり良い状態を掴んだ上で予選に挑む事になった。FP3は昨日より接戦だったから若干気後れした部分はあるけど、予想していた事だし心配はしてなかったんだ。でも、そうは言っても大接戦になりそうな雰囲気だったからね。
予選に向けて微調整したのが功を奏したんだと思う。必要なことをやり切り、堅実にラップをまとめる事が出来た。最終コーナーで慌ててしまって、若干オーバーシュートした事を除けば、間違いなく良い結果だよ。でも明日は長いレースになるだろうね。チームには本当に感謝してる。
ポールポジションはメルセデスのルイス・ハミルトン。2番手にバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスがフロントローを独占した。2列目3番手はフェラーリのシャルル・ルクレール、4番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続く。
2019年F1第8戦フランスグランプリ決勝レースは、日本時間23日(日)22時10分から行われ、1周5842mのポール・リカール・サーキットを53周する事で勝敗を決する。