アルボン、風の影響 僅差でQ3逃す「11番手は入賞への好チャンス」F1フランスGP《予選》

フランスGP予選を終えてフランツ・トスト代表と話をするトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンCourtesy Of Red Bull Content Pool

F1フランスGP公式予選を11番手で終えたトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンは、「11番グリッドはタイヤ選択の自由があるからかなりのチャンス」と語り、ポイント獲得に向けて好位置を手にしたとの認識を示した。

アルボンは、ポール・リカール・サーキットで行われたフランスGP予選でQ2ラウンドへと進出し、0.040秒という僅差でQ3進出を逃し11番手を獲得した。風の影響がなければ、シニアチームのレッドブル、ピエール・ガスリーを蹴落としてトップ10に駒を進めていた可能性がある。

「最後のアタック中に風の影響を受けて、前を走行していたリカルド(ルノー)に少し近づき過ぎてしまった。そのためセクター1では妥協を強いられたが、その後は競争的な速さだった」

車両パフォーマンス部門のトップを務めるギヨーム・デゾテウスはこのように述べ、アルボンがクリアラップを得られなかった事を明かした。

高い路面温度と新しい舗装の影響で、今週末はソフトタイヤのパフォーマンスが芳しくない。11番グリッドはタイヤ選択の自由が与えられるため、アルボンはミディアムないしはハードでレースをスタートする事が出来る。デゾテウスはその利点を次のように説明する。

「惜しくもQ3を逃したが、11番手は悪いポジションじゃない。タイヤを自由にチョイス出来るから、戦略の幅が広がる。明日も路面がかなり熱くなる事が予想されているから、パフォーマンスとタイヤのデグラデーションに大きな影響を及ぼすはずだ」

風の影響 僅差でQ3逃す「11番手は入賞への好チャンス」

アレックス・アルボン予選: 11位, FP3: 13位

Q1は15番手で、予選の出だしは少しスロースタートだったけど、クルマのポテンシャル的には余裕があると分かっていた。Q2のラップは凄く良かったけど、強まっていた風の影響もあって、Q3にあと一歩届かなかった。

クルマの状態は良かったよ。僅かな違いが結果の差に繋がった予選だった。トップ10の明暗を分けたのはそういう事だった。もちろん、僕としてはQ3進出を目指していたけど、スタートタイヤが自由に選べるから11番グリッドはかなりのチャンスだ。

金曜日のプラクティスでの僕らのロングランペースは、ショートランより良かったし、明日はポイント獲得のチャンスがある。


ポールポジションはメルセデスのルイス・ハミルトン。2番手にバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスがフロントローを独占した。2列目3番手はフェラーリのシャルル・ルクレール、4番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続く。

2019年F1第8戦フランスグランプリ決勝レースは、日本時間23日(日)22時10分から行われ、1周5842mのポール・リカール・サーキットを53周する事で勝敗を決する。

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