ホンダF1にエンジントラブル発生「損傷の程度は不明」グリッド降格の可能性も…
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6月22日金曜に行われた第8戦F1フランスGP初日フリー走行を終えて、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターがコメントを発表した。
トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーがFP1で8番手タイムをマークし好発進。続くFP2でも10番手とトップ10に食い込む好走を披露した。その一方で、ブレンドン・ハートレーはFP2終了10分前にパワーユニットに問題を抱え、チェッカー前にマシンを降りる事となった。
現時点では問題の原因は明らかにされておらず、どのコンポーネントにトラブルが発生したのかも分かっていない。エンジンの損傷の程度によっては、ハートレーは明日以降のセッションでエンジンの載せ替えを強いられる可能性もあり、グリッド降格が懸念される。
F1フランスGP初日を終えて
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
ポール・リカール・サーキット初日の目標は、事前に行ってきたシミュレーションと、実際の走行データとの相関が取れているかどうかを確認する事にありました。午前は初走行ということもあり、パワーユニットとしてはエネルギーマネージメントの最適化に時間を費やしました。予選に向けて調整の余地があると感じています。
母国グランプリとなるピエールが良いペースで走行を続けてくれた事は前向きな結果ですが、FP2の終盤にブレンドンのPUにトラブルが発生してしまった事は非常に残念でした。これから問題の原因とPUが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のオペレーションを決めていく予定です。
28年ぶりに復活したポール・リカール・サーキットでの初日を制したのはメルセデスAMG勢。スペック2の新型エンジンを投入しルイス・ハミルトンが最速の称号を連取。レッドブルとフェラーリがこれに続く展開を見せた。3回目のフリー走行は日本時間6月23日(土)20時から、公式予選は同23時から行われる。