フェラーリ、F1バルセロナテストに2人のFDAドライバーを起用
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F1世界選手権に参戦するスクーデリア・フェラーリは8日、5月14日と15日にカタロニア・サーキットで開催されるF1インシーズンテストに、育成傘下のカラム・アイロットとアントニオ・フォッコの二人の若手を起用する事を明らかにした。
フェラーリはF1第5戦スペインGP後に開催されるテストに2台のSF90を投入。一台は通常テスト、もう一台はピレリの開発テストにあてる。テスト初日火曜はシャルル・ルクレールが通常テスト、セバスチャン・ベッテルが開発テストを担当。2日目水曜はルクレールが開発テストを担当し、フォッコがチームのための通常テストに汗を流す。
22歳のイタリア人ドライバーであるフォッコは、昨年までフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の一員としてキャリアを歩み、今年はフェラーリのシミュレータードライバーを務めている。ルクレールもまたFDAの出身者であり、二人はFIA-F2選手権時代にプレマ・レーシングのチームメイトであった。
フォッコは2015年にレッドブル・リンクで、2016年はバルセロナでセッションに参加しており、これまでにフェラーリのF1マシンで856kmを走破。今回がF1公式テスト3度目の参加となる。15日の実走行経験を元に、シミュレーターの精度を高め、開発を加速させる役割を担う。
現在FDAに所属しているカラム・アイロットは、フェラーリと同じフィアットグループ傘下のアルファロメオが資金を提供するヒンウィルのチームで、C38のステアリングを握る。アイロットはイングランド出身の20歳。今季はARTグランプリからFIA-F2選手権に参戦しているが、F1マシンでの走行経験はない。