FIA、フェラーリ再審請求を受け公聴会開催日を決定…サインツ5秒ペナ見直しを巡り

スクーデリア・フェラーリのロゴが描かれた旗、2023年3月30日F1オーストラリアGPCourtesy Of Ferrari S.p.A.

F1オーストラリアGPのスチュワードは4月14日(金)、スクーデリア・フェラーリからの再審請求を受理し、4月18日(火)中央ヨーロッパ時間8時(日本時間15時)よりオンライン上で公聴会を開催する事を決定した。

フェラーリはアルバート・パーク・サーキットでの決勝から4日を経た4月6日(木)、カルロス・サインツに対する5秒ペナルティの見直しを求めて再審請求権を行使し、国際自動車連盟(FIA)に見直しを求めた。

Courtesy Of Ferrari S.p.A.

ペナルティを受けポイント圏内に降格させられたF1オーストラリアGPの決勝レースを経てうつむきながらピットレーンを歩くカルロス・サインツ(フェラーリ)、2023年4月1日アルバート・パーク・サーキットにて

ブラジル出身のレーシングドライバー、エンリケ・ベルノルディを含む4名の競技審判団はFIAシングルシーター・ディレクターを務めるニコラス・トンバジスよりマラネロからの嘆願書を受け取り、ドライバー及びチーム代表者を召喚する決定を下した。

オーストラリアGPではレース後、ハースF1チームがリザルトに対する「異議申し立て」を行ったが、これはフェラーリが今回採った「再審請求」とは全く別のプロセスだ。スチュワードの決定に対する不服は異議申し立ての対象外であり、行使の期限も暫定順位発表から30分以内と短い。

一方の再審請求は「競技中に利用できなかった重要かつ関連する新たな証拠」が事後に見つかった場合、スチュワードの決定に対して再審理を請求する事ができるというもので、その期限は競技終了後14日に定められている。

公聴会ではフェラーリが提出する証拠について、再審請求の条件を満たしているかどうかが検討される。証拠が認められた場合、追って再審理が行われる事になる。

F1オーストラリアGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了