2018年 FIA表彰授与式:F1やWRCのチャンピオンが集結、ルクレールが2年連続ルーキー・オブ・ザ・イヤーの快挙
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2018年FIA国際自動車連盟表彰授与式が12月7日(金)夜からロシアのサンクトペテルブルクにあるフィルハーモニー大ホールで行われ、同連管轄のチャンピオンらにトロフィーが授与された。F1では5度目のタイトルを獲得したルイス・ハミルトンらが出席した。
ハミルトンは、ファン・マヌエル・ファンジオとミハエル・シューマッハに並ぶ、史上3人目となる5度目のタイトルホルダーの栄誉を獲得。シーズンを通して11勝を上げ、表彰台を逃したのは僅かに3レースのみ。FIA認定メディアの投票によるパーソナリティ・オブ・イヤーの栄冠にも輝いた。
メルセデスAMGペトロナスF1チームとしては、コンストラクターズとドライバーズの両チャンピオンシップ制覇。チーム代表のトト・ウォルフと、非常勤会長のニキ・ラウダには、FIAプレジデント賞が授与された。ウォルフとハミルトンは壇上に上がり、F1のチェイス・ケアリーCEOとFIAのジャン・トッド会長から優勝杯を受け取った。
選手権2位のセバスチャン・ベッテル、そして3位に輝いたキミ・ライコネンのスクーデリア・フェラーリの二人も出席。アルファロメオ・ザウバーのシャルル・ルクレールが、FIAドライバー・コミッションからの投票によって、FIAのルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
今年F1フル参戦デビューを果たしたルクレールは、戦闘力に劣るザウバーC37のポテンシャルを最大限に引き出し、第4戦アゼルバイジャンGPでキャリア最高位となる6位入賞を果たすなど、通算で10回のポイントフィニッシュを達成した。ルクレールは昨年、FIA-F2選手権時代にも同賞を授与されており、2年連続での快挙となった。
FIAヨーロッパF3選手権では、7度のF1ワールドチャンピオン、ミハエル・シューマッハの息子ミックがチャンピオンを獲得。モータースポーツに突如現れた新星は、シーズン序盤こそ奮わなかったものの、最終的に8勝を上げてタイトルを獲得。来季はFIA-F2への昇格が決定している。
WRC世界ラリー選手権からは、6度目のチャンピオン獲得を果たしたMスポーツ・フォードのセバスチャン・オジェと、コ・ドライバーを務めるジュリアン・イングラシアが参列。マニュファクチャラーズタイトルを獲得したTOYOTA GAZOO Racingと共に大きな拍手で迎えられた。
フォーミュラEの2017/18シーズンでは、4勝を上げて全てのレースでポイントを重ねたテチーターのジャン=エリック・ベルニュがチャンピオンに輝き、チームズ・チャンピオンはアウディ・スポーツ・アプト・シェフラーが獲得した。