フェラーリF1、ひっそりとロゴを変更。電子タバコ”IQOS”との提携準備か?

変更されたスクーデリア・フェラーリのロゴ

F1に参戦するスクーデリア・フェラーリは、2018年の年明けとともにロゴを一新した。元日、公式サイト及びTwitterやFacebook等、スクーデリア・フェラーリが所有するあらゆるメディアのロゴは、跳ね馬のシルエットとイニシャルの頭文字”S”と”F”から成る新しいロゴへと変更された。

スクーデリアのロゴは赤色のオブジェクトに黒字のタイプ「SCUDERIA FERRARI」が組み合わされ、同チームのスポンサーであるフィリップモリス社のタバコブランド”マールボロ”を彷彿とさせるものであった。

両者は昨年9月に提携延長を発表、複数年契約にサインした。F1では欧州における反喫煙の流れを組み、2000年代以降タバコ広告を自主規制しているが、両者の関係は40年以上に渡って継続している。

フェラーリは昨シーズンを以てスペインのサンタンデール銀行とのメインスポンサー契約を終了、これにより年4,000万ユーロ(54.3億円)の売上減少が見込まれており、同社は次の大口広告主の開拓に奔走している。

フェラーリはフィリップモリス社の電子タバコ”IQOS”(アイコス)を次のターゲットに据えて交渉中とみられており、一部では既に合意に達しているとも考えられている。今回のロゴ変更は、F1での訴求ブランドをマルボロからアイコスへと変更するための準備とみられる。

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