フェルナンド・アロンソがマクラーレンのアンバサダーに就任、開発のためにF1テストを担当

引退レースを終えたマクラーレンのフェルナンド・アロンソ、F1アブダビGP 2018年11月25日copyright Mclaren

マクラーレン・レーシングは27日(水)、スペイン出身のレーシングドライバー、フェルナンド・アロンソをアンバサダーに起用した事を明らかにした。この契約の一環として、アロンソはドライバー及びエンジニアに助言を与える他、今季マシンMCL34や2020年のMCL35の開発のためにテストでステアリングを握る。

2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソは、2015年にフェラーリからマクラーレン・ホンダへと移籍。4シーズンで241ポイントをチームに持ち帰った。現在は世界三大レース全制覇(F1モナコGP、ル・マン24時間レース、インディアナポリス500)に意欲を示しており、5月に開催される第103回インディ500へマクラーレンと共に参戦する事が決定している。

「マクラーレンは近年、難しい状況に置かれているが、それでもなお特別な存在だ。そんなチームのアンバサダーになれるなんて本当に誇らしいよ」とアロンソ。

「F1を去る前にも口にしてきたが、僕はマクラーレンとの関係は本当に長い期間続くものだと信じている。今後もこの新しい役割という形で密接に関わっていけることを嬉しく思うし、このチームは僕の心のふるさとであるとも感じている」

マクラーレンのザク・ブラウンCEOは「フェルナンドはマクラーレン・ファミリーの一員だ。彼は今後もマクラーレンの歴史に軌跡を残していく。もう一人のダブルチャンピオンであるミカ・ハッキネンと並んで、マクラーレンのアンバサダーとなるに相応しい人物だ」と述べた。

発表の前日26日から3月1日までの4日間に渡って、カタロニア・サーキットでF1バルセロナ合同テストが行われている。アロンソは初日にパドックに姿を見せ、コース脇からMCL34の走行の様子を見守っていた。

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了