F1、クリスチャン・ホーナーの疑惑を受け声明を発表…プレシーズンテスト開幕を3日後に控え
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クリスチャン・ホーナー代表が従業員に「不適切な行為」を働いたとの「レッドブル・レーシングの内部疑惑」を巡りF1は2月18日(日)、レッドブルGmbHに対して迅速な解決を求めた。
詳細は今も明らかにされておらず本人は全面的に否認しているが、疑惑を巡ってホーナーはチーム代表兼CEOの座が危ぶまれる状況にあり、2026年以降のパワーユニット・パートナーであるフォードも状況を注視している。
告発内容の詳細が明らかになっていないがために、レッドブルGmbHによる調査開始の発表以来、真偽不明の憶測が飛び交う状況が続いている。先日は疑惑を最初に報じたオランダメディアが、問題の行為はセクハラが疑われるなどとする新たな詳細を報じた。
ホーナーは先週の木曜に本拠ミルトンキーンズで行われた新車「RB20」の発表会で自身に対する疑惑を強く否定し、今後も通常通りに業務を続け、3月2日のシーズン開幕戦にも参加する意向を明らかにした。
F1のスポークスマンは今季初の公式セッションとなる21日(水)のプレシーズンテスト開幕を3日後に控えた日曜夜、この件について初めて声明を発表した。
「我々はレッドブルがレッドブル・レーシングの内部疑惑に関して独立した調査を開始したことに注目している」
「公正かつ徹底したプロセスを経て、できるだけ早くこの問題が解明されることを期待している。現時点でこれ以上のコメントは差し控えたい」
レッドブルとホーナーも迅速な解決を望んでいると見られており、今週中の決着の可能性も示唆されているが、バーレンでのプレシーズンテスト開始までに解決する可能性は低いと考えられる。