F1、カタールGP開幕前に聴聞会実施を決定…フェルスタッペン/ハミルトンのインシデントを巡り

後方から迫るルイス・ハミルトン(メルセデス)から逃げるマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、2021年11月14日F1サンパウロGP決勝レースにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

FIA(国際自動車連盟)はサンパウロGPでのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)の一件について、第20戦カタールGPの開幕を翌日に控えた18日(木)現地17時、日本時間23時より聴聞会を行う。

F1は16日(火)、フェルスタッペンのマシンに設置されていた車載カメラの新たな映像を公開した。FIAレースディレクターを務めるマイケル・マシによるとこれは、技術的な理由からレース中に利用できなかったものだ。

インテルラゴスでのレース48周目のターン4でフェルスタッペンがハミルトンをコース外に追いやったと主張するメルセデスはこれを受け、再審査請求を行った。聴聞会にはメルセデスとレッドブルの双方から、チーム代表者及び最大3人までの証人が出席する。

スチュワードは国際スポーティング・コード第14条の定めに基づき、今回のケースにおいてメルセデスに再審請求権が存在するかどうかを聴聞会を通して判断する事になる。これはメルセデスが提出する新たな証拠が「当該決定の時点で審査を求める当事者が入手できなかった」ものであり、かつ「重要かつ関連性がある」かどうかで決まる。

例えば再審査が認められ、スチュワードがフェルスタッペンに5秒ペナルティを科す裁定を下した場合、フェルスタッペンのハミルトンに対する選手権でのリードは11ポイントに縮まり、また、コンストラクターズ選手権争いにおけるメルセデスのレッドブル・ホンダに対するリードは17ポイントに拡大する事になる。

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