F1スペインGP予選:18名が最小時間違反で調査、ハースのシューマッハとマグヌッセンが警告処分

カタロニア・サーキットのパドックを歩くハースのミック・シューマッハとケビン・マグヌッセン、2022年5月21日F1スペインGPCourtesy Of Haas

F1第6戦スペインGP予選で区間最小時間違反があったとして、計18名のドライバーが調査を受けた。スチュワードはその中で、ハースのミック・シューマッハとケビン・マグヌッセンを警告処分とした。

最終セクター3に低速のシケインを備えるカタロニア・サーキットは伝統的に、予選セッションでトラフィックが問題になる。

そこでF1レースディレクターのエドゥアルド・フレイタスはセーフティーカーライン間の最小ラップタイムを1分31秒に定めた。当該区間を1分31秒以下で走行しろ、と言うわけだ。

ところが予選ではこのタイムよりも遅く走行する違反が計18名、延べ55件確認された。スチュワードはその大半について、前走車とのギャップを作ろうとして発生したトラフィックに巻き込まれたものだと判断した。

ただしハース勢に関しては、ガレージの位置関係上、ピットを最初に、またはほぼ最初に出ていたため、本来であれば前走車を気にせずスピードをコントロールできたにも関わらず、不必要に低速で走行したと判断された。

更にスチュワードは、55件に渡る違反はハース勢の後方で発生した事に着目した。ただしこの取り決めは「今シーズンに導入された比較的新しいものであり、これまでペナルティの対象となっていなかった」として警告処分に留めた。

とは言えスチュワードは、今後も更なる違反が発生するようであれば、ドライバーのみならずチームに対しても罰則を強化する可能性があると警告した。

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