F1、2021年カレンダー確定へ…第3戦ポルトガルGP開催の意向表明

アルガルベ・サーキットを走行するルノーのエステバン・オコン、2020年F1ポルトガルGPにてCourtesy Of RENAULT SPORT

2021年シーズンのFIA-F1世界選手権カレンダーがようやく確定する見通しとなった。F1は空白となっていた第3戦をポルトガルGPで埋める意向を正式に明らかにした。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で5月2日の開催枠は長きに渡り「TBC」の状態が続いていたが、2月11日に開催されたF1コミッションでF1は、昨年に引き続きポルティマオのアルガルベ・サーキットでグランプリを開催する方向性を示した。

ポルトガルは現在、7つのF1チームが拠点を置くイギリスの渡航制限、いわゆる「レッドリスト」に登録されている33カ国のうちの1つであり、同国からのイギリス並びにアイルランドへの帰国者には来週月曜より10日間の隔離が義務付けられる。

F1とてこの規制を逃れる事は出来ないが、第4戦はカタロニア・サーキットでのスペインGPであり、チーム関係者はポルトガル出国後にスペインを経る事で対処が可能だ。

現時点では最終確定ではないものの、現地プロモーターとの契約を経て正式発表される見通しだ。

昨年のF1では1996年以来、24年ぶりにポルトガルGPが復活した。難しい路面コンディションでスタートしたレースはカルロス・サインツ(マクラーレン)がレース序盤をリードしたものの、最終的にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が通算92勝目を挙げる結果となった。

F1は感染拡大を防ぐために厳格なプロトコルを策定し、混乱の2020年シーズンで全17戦を開催した。変異株の流行に伴い、今シーズンも非常に流動的となる事が予想されているが、F1と国際自動車連盟(FIA)はスケジュール通りにシーズンを進行できるよう、政府から地元組織に至るまであらゆるレベルでの取り組みを進めている。

とは言えウイルス収束の見通しは立っておらず、今季もまたシーズン前、またはシーズン中に開催日程が変更される事は避けられないものと見られる。

日時 レース 会場
3月28日 バーレーンGP バーレーン・インターナショナル・サーキット
4月18日 エミリア・ロマーニャGP イモラ・サーキット
5月2日 ポルトガルGP アルガルベ・サーキット
5月9日 スペインGP カタロニア・サーキット
5月23日 モナコGP モンテカルロ市街地コース
6月6日 アゼルバイジャンGP バクー市街地コース
6月13日 カナダGP ジル・ビルヌーブ・サーキット
6月27日 フランスGP ポール・リカール・サーキット
7月4日 オーストリアGP レッドブル・リンク
7月18日 イギリスGP シルバーストン・サーキット
8月1日 ハンガリーGP ハンガロリンク
8月29日 ベルギーGP スパ・フランコルシャン
9月5日 オランダGP ザントフォールト・サーキット
9月12日 イタリアGP モンツァ・サーキット
9月26日 ロシアGP ソチ・オートドローム
10月3日 シンガポールGP マリーナベイ市街地コース
10月10日 日本GP 鈴鹿サーキット
10月24日 アメリカGP COTA
10月31日 メキシコ・シティGP エルマノス・ロドリゲス・サーキット
11月7日 ブラジルGP インテルラゴス・サーキット
11月21日 オーストラリアGP アルバート・パーク・サーキット
12月5日 サウジアラビアGP ジェッダ
12月12日 アブダビGP ヤス・マリーナ・サーキット

F1ポルトガルGP特集

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