F1メキシコGP、予定通りのスケジュールでのレース開催を強調

エルマノス・ロドリゲス・サーキットのスタジアムセクションを走行するF1マシン、2019年F1F1メキシコGP決勝レースにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

F1メキシコシティGPの現地プロモーター、インターアメリカン・エンターテイメント・コーポレーション(CIE)は現地6月2日、当初予定されていた通り10月30日~11月1日にグランプリを開催する意向を強調した。

首都に位置するエルマノス・ロドリゲス・サーキットでのグランプリは、2015年に23年ぶりにF1カレンダーに復帰した。名物の1つは野球場を改修して作り上げた通称”スタジアムセクション”。周囲360度が観客席に囲まれた独特の空間は圧巻で、昨シーズンはイギリスGPに次ぐ35万人もの観客を動員、2015年~2019年で160万人以上のファンが足を運ぶなど、地元経済を大きく潤している。

現行契約は2020年から2022年までの3年契約で、従来「メキシコGP」と呼ばれていたイベントは今季より「メキシコシティGP」への変更された。

CIEは「参加者全員の健康と健康を保証することが最優先事項。我々はメキシコシティ政府、F1、国際自動車連盟(FIA)と共に、現地のASNを通じて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を巡る世界の状況を継続的に監視している」と述べ、当初のスケジュール通りにイベントを開催する方針を示した。

この日F1は、ヨーロッパラウンド8戦から構成される2020年シーズンの改訂版F1カレンダーを初めて発表した。スケジュール調整は現在も続けられており、チェイス・ケアリーCEOは最終的に15~18戦を開催したいとの意向を示している。

週内にはマリーナベイ市街地コースで行われるシンガポールGPが中止あるいは開催かの発表を行う見通しで、カレンダー入りの可能性としてはアゼルバイジャン、ロシア、アブダビ、バーレーンが囁かれている。

なおCIEは、不可抗力によってイベントが中止、あるいは観客無しで開催された場合にはチケットの払い戻しを行うとしており、無観客レースでの開催の可能性を認めた。

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