F1、日本GPとアメリカGPの2回目のフリー走行を30分間延長

鈴鹿サーキット上空を飛行するホンダジェット、2019年10月13日に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本GP決勝にてCourtesy Of Honda Motor Co., Ltd

三重県鈴鹿サーキットで10月7日 (金)に開催されるF1日本GPの2回目のフリー走行が、2023年仕様のタイヤテストを目的に30分間延長される事が決まった。

同じ様にアメリカGPでもFP2が30分間延長されるが、いずれかのセッションがウェットとなった場合は、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われるメキシコGPのFP2が代替案に挙がっている。

Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

2022年仕様のピレリ製18インチF1タイヤ

英Autosportによると、ヘッド・オブ・カーレーシングとしてピレリF1の現場を統括するマリオ・イゾラは「FP2は60分間ではなく90分間になる。それにより幾らか柔軟性を確保できる」と説明した。

「現在のプランで上手くいく事を願っている。もちろん初めての事だから、上手く機能するかどうかをチェックする必要がある」

来季スペックのプロトタイプタイヤのテストは極一般的だが、通常はレースウィーク終了後の平日に別途、そのための時間が設けられる。

ただ、今週末のオランダGPの翌戦、イタリアGP後に計画されているテスト(レッドブルが参加)が終わると、F1サーカスはシーズン終盤のフライ・アウェイ戦へと突入する。ヨーロッパ域外での慌ただしいスケジュールの中で、週末以外の時間を作る事は容易ではない。

週末のセッション中にテストが行われる事は、観戦のために足を運ぶファンにとって朗報だろう。ただチーム側としては、その分だけパワーユニットの稼働時間が増えてしまうという課題を抱える事になる。

今季より導入された新しい18インチタイヤは新型グランドエフェクトカーと相まってアンダーステアを誘発しており、ピレリは来季に向けてこれを解消すべく開発を進めている。

F1アメリカGP特集

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