F1オーストラリアGP、走行妨害のカルロス・サインツに戒告処分

アルバート・パーク・サーキットを走行するスクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツ、2022年4月8日F1オーストラリアGP FP1Courtesy Of Ferrari S.p.A.

F1オーストラリアGPのスチュワードは4月8日(金)のFP1を終えて、周冠宇(アルファロメオ)の走行を妨害したとしてスクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツを戒告処分とする裁定を下した。

週末最初のセッション開始直後、スチュワードはアウトラップ中の55号車フェラーリF1-75がプッシュラップ中の周冠宇の走行を妨害した疑いがあるとしてサインツを審議に掛けた。

スチュワードはセッション終了後に、両ドライバー及び両チーム代表者からの聴取、並びに証拠となる映像を確認した。

スチュワードによるとサインツは、コースインした直後で注意力が散漫であった事を認めた。同時に、無線の音量に問題があったために周冠宇が接近しているとのチームからの警告が聞き取れなかったとも説明した。

審議を経てスチュワードは、FIA-F1スポーティング・レギュレーション第37条5項への違反があったと判断。サインツに今季1回目となる戒告処分(ドライビング)を科す裁定を下した。

1シーズン中に5回の戒告処分を受けると、当該ドライバーに10グリッド降格ペナルティが科せられる。ただし戒告処分5回の内の4回がドライビングに関する違反であった場合に限られる。

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