F1アイフェルGP:天候回復せずFP2も中止…残るプラクティス走行は僅か1時間

雨の濃霧に見舞われたニュルブルクリンクのターン1とホームストレート、2020年F1アイフェルGPcopyright Red Bull Content Pool

2020年 F1第11戦アイフェルGPが現地10月9日にニュルブルクリンクで開幕を迎えた。初日は2回のセッションが予定されていたが、いずれも悪天候のためにセッションそのものが成立せず、事実上の中止を強いられた。

午前のFP1に引き続き、午後の現地ニュルブルグも雨と濃霧という悪天候に見舞われた。上空の視界はゼロに等しいほど悪く、万が一の場合に備えるメディカルヘリが最寄りの病院まで飛行できない状況であったため、現地15時に開始が予定されていたプラクティス2はディレイが宣言された。

安全上の理由から、レギュレーションは医療用ヘリが飛行出来ない場合のマシンの周回を禁じている。プラクティスセッションに関しては”延期”という概念がないため、開始時刻が遅れる事があっても終了時刻が変わる事はない。

FIAレースディレクターのマイケル・マシは「霧が晴れることを期待しているが、約束できる事は何もない。天候と路面の水たまりに問題はないが、メディカルヘリが地元の病院に着陸できないのだ」と説明した。

天候が回復しないままに時計の針だけが進められ、レースコントロールは現地16時に「天候に変化はなく、このセッションでピット出口をオープンとする事はない」として、事実上の中止を発表した。

日曜日は再び降雨の予報が出ているが、2日目土曜に関しては概ねドライコンディションとなる予報で、チームは明日午前の1時間のセッションのみで予選と決勝に向けた準備を整える必要がある。

2020年F1第11戦アイフェルグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間10月10日(土)19時から1時間半の日程で開催される。

コンディション

天気
気温10.3℃
路面温度13℃

セッション概要

グランプリ名 F1アイフェルGP
セッション種別 フリー走行2
セッション開始日時

サーキット

名称 ニュルブルクリンク
設立 1927年
全長 5148m
コーナー数 15
周回方向 時計回り

F1アイフェルGP特集

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