マクラーレン、7位入賞アロンソ「フェラーリとは良いバトルが出来た」バンドーン車はトラブル

上海インターナショナル・サーキットのパドックを歩くマクラーレンのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーン、2018年F1中国GPにてcopyright Mclaren

15日(日)に行われたF1第三戦中国GP決勝レースを終えて、マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンが自身のリザルトと週末全体を振り返った。

13番グリッドのアロンソが7位入賞を果たした事で、戦力を考えれば申し分ない結果を残したと言えるマクラーレンだが、レース終盤にバンドーンのマシンに酷い振動の問題が発生した事に加え、週末を通してペースは不足気味であった。

貴重な選手権ポイントを持ち帰ったアロンソは「フェラーリとは良いバトルが出来た」と語り、結果への満足感を口にする一方、改善すべき点は広範に渡るとしてチームを鼓舞し気を引き締めた。

フェラーリとは良いバトルが出来た

フェルナンド・アロンソ決勝: 7位, グリッド: 13位

週末は苦しんでいたけど、またしても日曜日に巻き返す事ができた。ポイントを獲得できた事と同じくらい良い事だ。13番手からスタートして数周後には11番手にポジションを上げることができたし、総じて良いレース展開だったと思う。

僕らは1ストップ戦略だったからセーフティカーの恩恵はなかった。新しいタイヤに履き替えてそのまま最後まで行く予定だったんだけど、セーフティカーが出たせいでライバルにとってはピットに入る絶好のチャンスになってしまった。

セバスチャン(・ベッテル)が車にダメージを抱えていたのは明らかだったし、その影響でコーナーで手こずっていたから公平なバトルだったとは言えないけど、ハースとフェラーリとは良い戦いができたね。彼に追いついた後、コーナーのドアが空いているのが見えたから、すかさず飛び込んだんだ。

厳しい週末だっただけに7位は素晴らしい結果だと思う。でも、改善しなきゃならない事に変わりはない。週末を通して僕らにはペースがなかったし、決勝でも十分な速さを見いだせないままだった。

過去数年よりもグランドスタンドに多くのファンが詰めかけてくれてたみたいで嬉しい。中国のファンにお礼を言うよ。

ストフェル・バンドーン決勝: 13位, グリッド: 14位

今日はそんなに良いスタートじゃなかったよ。オープニングラップで幾つかポジションを失ってしまった。ピットストップに入る前に何とかして順位を取り戻そうと、頑張って何台かをオーバーテイクした。

周りのライバル達が1ストップなのか2ストップなのかが問題になったんだけど、ツイてないことに僕らが取った1ストップ戦略は上手く機能しなかった。周りの連中はセーフティカー中にピットストップできちゃったからね。

もう少しチャンスがあったようにも思うけど、僕らにはペースがなかったし、最後の数周は車に酷いバイブレーションが出てしまってドライブするのが大変だったよ。願っていたような一日にはならなかったけど、予選よりも真っ当な速さを示すことができたと思う。

ショートランのペースの改善に取り組みつつ、日曜のパフォーマンスも進化させていくつもりだよ。バクーではもっと力強い週末が過ごせると良いね。


決勝当日の上海インターナショナル・サーキット上空には青空が広がり、週末を通して最も暖かいコンディションの中でのレース開催となった。トロロッソ・ホンダ勢の相討ちによって出動したセーフティカーを利用し、果敢なタイヤ戦略を選んだレッドブルのダニエル・リカルドが、昨年のアゼルバイジャンGP以来となる大逆転勝利を上げた。

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