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ゼロ年代は他を寄せ付けない鬼神の如き速さでで孤高の存在として君臨していたキミ・ライコネンだが、2人目の妻であるミントゥとの間で子宝に恵まれて以降、特にスクーデリア・フェラーリを去ってからというものは、子煩悩とは言わないまでも良き父としてのイメージが形作られつつある。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でF1カレンダーが事実上の白紙撤回を強いられる一方で、”アイスマン”の愛称を持つ2007年のF1ワールドチャンピオンは、降って湧いたロングバケーションを家族と過ごす時間に当て、オンシーズン中には味わえない一時を楽しんでいる。
It's Iceman v Iceman Jr on the karting track as Kimi takes on son Robin 👀 👨👦🙂
🎬 Minttu Raikkonen (Instagram Stories)#F1 pic.twitter.com/oLC5mM1nUW
— Formula 1 (@F1) June 24, 2020
妻ミントゥはレッドブル・リンクで開催される2020年シーズンのF1開幕戦を10日後に控え、「私にはよく分からないけど、ロビンの方が速いみたい…」とのメッセージを添えて、F1王者を父に持つ5歳児のカートでのドライビングの様子を自身のInstagrmアカウントに投稿した。
グラハムとデイモンのヒル家並びに、ケケとニコのロズベルグ家に続く2世F1ワールドチャンピオンの誕生に期待がかかるところだが、当のライコネンには息子をF1ドライバーにしたいという強い欲求はないようで、次のように語っている。
「どこを走れとは言わないし、ラップタイムも記録してない。アイツに才能があるとかないとか、僕はそんな風には見ていない。楽しんでいるかどうかが全てさ。彼はまだ5歳になったばかりだからね。3・4年後も楽しそうに続けるのであれば、今とは何か違った見方をするだろうけどね。今はただ単に彼がハッピーであれば僕としては嬉しいんだ」