F1カナダ 2024 PU投入状況:残り16戦、ホンダRBPT全車を含む8台が早くも3基目エンジンを搭載

ガレージの中でVCARB 01から降りる角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRB)、2024年6月7日(金) F1カナダGPフリー走行Courtesy Of Red Bull Content Pool

国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2024年F1第9戦カナダGPにおけるドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。本ページは必要に応じて随時アップデートされる。

シーズン16戦を残してホンダRBPT全車、つまり角田裕毅(RBフォーミュラ1)を含む計8台が今季3基目となるICE(内燃エンジン)を開封した。グリッド降格ペナルティなしに使用できるのはシーズン中にあと1基のみとなる。

Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
マックス・フェルスタッペン 3 3 3 3 4
セルジオ・ペレス 3 3 3 3 4
ルイス・ハミルトン 3 3 3 3 3
シャルル・ルクレール 2 2
カルロス・サインツ 2 2
オスカー・ピアストリ 2 2
エステバン・オコン 3 3 3 3 5
ピエール・ガスリー 3 3 3 3 4
アレックス・アルボン 3 3 3 3 3
ダニエル・リカルド 3 3 3 3 4
角田裕毅 3 3 3 3 4
バルテリ・ボッタス 2

気掛かりなのはパワーユニットを刷新した中の一人であるマックス・フェルスタッペンだ。1号車レッドブルRB20はFP2でエネルギー回生システム(ERS)のトラブルに見舞われ、ドライバーズタイトル4連覇を目指すディフェンディング王者は走行僅か4周でセッションを終える事となった。

フェラーリ勢とオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、バルテリ・ボッタス(ザウバー)は年間割り当て上限となる3基目のES(バッテリー)を開封した。

V6ハイブリッド・ターボ導入11年目の今年はICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kが年間に各4基まで、CE及びESが各2基まで、そしてエキゾーストが年間8セットまでに制限されており、超過した場合はグリッド降格ペナルティが科される。

F1カナダGP:パワーユニット通季投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
RB ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 3 3 3 3 2 2 4
S.ペレスPER 3 3 3 3 1 2 4
メルセデス G.ラッセルRUS 2 2 2 2 1 1 2
L.ハミルトンHAM 3 3 3 3 1 1 3
フェラーリ C.ルクレールLEC 3 3 3 3 2 2 4
C.サインツSAI 2 2 2 2 2 2 3
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 2 2 2 2 2 2 2
L.ノリスNOR 2 2 2 2 2 2 2
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 2 2 2 2 1 1 2
F.アロンソALO 2 2 2 2 1 1 2
アルピーヌ・ルノー E.オコンOCN 3 3 3 3 1 2 5
P.ガスリーGAS 3 3 3 3 2 2 4
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 3 3 3 3 2 2 3
L.サージャントSAR 2 2 2 2 2 2 2
RB ホンダRBPT D.リカルドRIC 3 3 3 3 2 2 4
角田裕毅TSU 3 3 3 3 2 2 4
ザウバー・フェラーリ V.ボッタスBOT 2 2 2 2 2 2 2
周冠宇ZHO 2 2 2 2 1 1 2
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 2 2 2 2 2 2 3
N.ヒュルケンベルグHUL 2 2 2 2 2 2 3

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