ピエール・ガスリー、失望の8位「ブレーキを温存する必要があった」F1カナダGP《決勝》
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9日のF1第7戦カナダGP決勝レースを8位でフィニッシュしたレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは「トラフィックのせいでブレーキを温存しなきゃならず妥協を強いられてしまった」と語り、失望をあらわにした。
予選5番手のガスリーは「表彰台獲得をターゲット」にレースに臨んだものの、8周目というかなり早い段階でピットストップを行なった結果、第一スティントを引っ張ったランス・ストロール(Racing Point)にスタック。これによって、ニコ・ヒュルケンベルグ(Renault)とチームメイトのマックス・フェルスタッペンにオーバーカットを許してしまい、3ポジションダウンの8位でフィニッシュした。
この日は路面温度が50度を超える熱いコンディション。集団の中での走行が続くと、ダクトに流入する空気量が減ってしまい、ブレーキがオーバーヒートを起こしてしまう。ストップアンドゴーのジル・ビルヌーブ・サーキットは唯でさえブレーキへの負荷が大きく、実際、マクラーレンのランド・ノリスはブレーキトラブルが原因でリタイヤを強いられている。
失望の8位「ブレーキを温存する必要があった」
ピエール・ガスリー決勝: 8位, グリッド: 5番手
本当に厳しい1日だった。マシンの状態は凄く良かったから、この結果にはガッカリしているし、チームも僕も、より力強いリザルトを期待してた。
トラフィックに引っかかってしまったことで、ブレーキを温存しなきゃならず少し妥協を強いられてしまった。もちろん、もっと良い結果を願ってたさ。
次のレースに向けて、データを分析して改善できる部分を見つけ出し、僕としても懸命に頑張らなきゃならない。次の母国レースでは、もっとペースを見つけ出して強いレースが出来る事を祈ってる。
70周で争われた決勝レースでは、ポールシッターのセバスチャン・ベッテルがトップチェッカーを受けたものの、5秒加算ペナルティによって2位に後退。ルイス・ハミルトンが勝利を飾った。