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インディ500をHondaエンジンブローで締めくくったフェルナンド・アロンソを待ち構えていたのは、Honda F1エンジンのオイルリークであった。第7戦カナダGPでマクラーレン・ホンダのF1シートに戻ってきたアロンソ。ラスト2周のところでポイント獲得が可能な10番手を走行していたが、突如エンジンの機械的なトラブルが発生しリタイヤを強いられた。
アロンソの、チームの面々の、ファンの、そして何より現場でエンジンを開発しているホンダのスタッフ達の、辛く厳しい暗闇に閉ざされたシーズンは、まだ終わりを見せてくれない。
アロンソ:F1カナダGP決勝を終えて
フェルナンド・アロンソ決勝: リタイヤ, 予選: 12位
ラスト数周の時点で僕らはポイント圏内を走ってた。でも僕のエンジンは音を上げてしまった。もちろん苛ついてるさ、でもそれは今日ポイントを失ったからってだけじゃない。ドライバーとして、僕らは出来る限り速く走るためにここに来てるんだ。マシンを準備するために昼夜問わず懸命に仕事をしている仲間たち、毎周細かな所にまで気を使って戦略を立ててくれてる皆のことを思うと特に、ポイントを逃した事が悔やまれる。
僕らの車体はコーナーではかなり力強く感じられるけど、ストレートで他の連中にオーバーテイクされてしまうんだ。厳しいよ。
カナダのファンからのサポートは最高だったよ。マシンを止めた時なにかお返しをするべきだって思ったんだ。だから僕はグランドスタンドに上がって行って、僕を応援してくれた皆にグローブをプレゼントしたんだよ。
2017年第7戦F1カナダGP決勝の詳細については、決勝結果とダイジェストを参照されたい。