F1ブラジルGP2016《Preview》全ドライバーコメント

F1ブラジルGPcopyright formula1-data.com

2016年、インテルラゴス・サーキットで開催されるF1ブラジルGPグランプリ。各チームのドライバー、チーム代表のコメントを以下にまとめた。サーキットの特徴などついては、インテルラゴス・サーキットをご参照あれ。

メルセデス

ニコ・ロズベルグ僕はアプローチを変えるつもりはない

「メキシコは理想的な結果ではなかったね。いつものように勝とうとしたけど週末中ルイスの方が少しだけ速かったんだ。その結果を受け入れて自分の仕事に満足しなくてはならない時がある。僕はアプローチを変えるつもりはないよ。勝つためにやらなければならないことをやり続けるだけだ。残り2レースあるしまだ何があるかわからないから、起こるべき事態に備えて対応できるように集中することが必要だ。」

「クラッシックサーキットの一つであるインテルラゴスはいつもエキサイティングなレースになるよね。素晴らしいブラジルのファンの前でビッグバトルができるのを楽しみにしているよ!」

ルイス・ハミルトン戦いに保証なし

「ここ最近のような2レース(優勝!)をすることができたときの素晴らしい気分ったらないよ。皆とても熱心に働いていて、車はすごく良くって非の打ち所がないんだ。シーズン中ずっとスピードがある、でもいつもそのアドバンテージを得ていたわけではないんだけどね。チャンピオンシップにおいては”まれ”なシナリオもあったりするものだよね。戦いに勝つことができる保証なんてないんだ。結果痛みを伴うこともあれば、偉業を成し遂げることもある。とにかく僕はプッシュし続ける。僕のF1キャリアの中で、本当に最後の瞬間に全てが変わるのを見たことがあるからね。だから最後までとことん戦うんだ。僕はまだブラジルで勝ったことがない。今週末に集中して、変えてみせるよ」

マクラーレン・ホンダ

フェルナンド・アロンソ観客が周りに漂っているような感覚

「レーシングドライバーならインテルラゴスでのレースは楽しいはず!ここは言うまでもなく特別な場所、そして僕らはメキシコグランプリでグランドスタンドを埋め尽くす熱狂的なファンがどんなに重要なのか見たはずだ。ブラジルも同じさ。」

「短い一周、素晴らしい流れ-コントロールラインを越え、”エス・ド・セナ”(セナのS字)に飛び込み、自然の器の底(3コーナーのこと)に流れ込む。同じようなヘアピンが2つ、流れを止めないコーナーだ。毎ラップ全力を尽くす。僕はこの場所が大好きなんだよ。」

「レースの前にグリッドにつくと独特なF1特有の感覚が起こる。観客が周りに漂っているような感覚だ。本当にすごく近くにいるような感じ。その雰囲気と迫力はいつもすごいよ。あまり良くなかったメキシコの後、ブラジルではそれを跳ね返すのが楽しみだ。大切なのはフリー走行と予選、それがうまく行けばレースの間良いポジションを維持できるだろうからね。」

ジェンソン・バトンサーキットはこうあるべき

「僕はインテルラゴスを愛しているんだ、本当に週末は胸が高鳴るよ。ここでのフォーミュラー1レースには伝統があり、毎シーズンの終盤に向けて素晴らしいクライマックスがある。残り2レースだね、メキシコよりも良い結果を出してポイントを取りたい。インテルラゴスの雰囲気はいつも特別なんだ。ブラジルの最高のファンに素晴らしい週末のレースを捧げたい。」

「インテルラゴス・サーキットは・・・なんて言えばいいんだろう?そう”筋肉”のようなんだ!かなり難しいんだよ。フロントエンドのセッティングが決まったときは本当におもしろい。”Ferradura”(6コーナーのこと)がうまくいったときはすごい満足感を得られるよ。コーナーの進入時に全力を傾けるほとんどスピードを失わない。2つ目のエイペックスの縁石まで車を持っていく。ヘアピンでさえもすごく攻めのスタイルが必要なんだ。たくさんの縁石を使わないといけないそしてその先にランオフエリアはないんだ。サーキットはこうあるべきだね!本当に。」

長谷川祐介ホンダF1プロジェクトリーダー

「ブラジルグランプリはホンダにとってアイルトン・セナとの歴史がある特別な場所です。地元のファンの方々はいつも暖かく迎えてくれ、それがいつも我々の力になります。」

「インテルラゴス・サーキットは伝統あるサーキット、そして難しいがやりがいのあるところです。急降下するコーナー、連続的な高低差は美しい景観を見せます。一方車には多くを要求するところです。道幅は狭く、第2セクターは曲がりくねっています。オーバーテイクは簡単ではありません。」

「昨年、ソーシャルメディア上でフェルナンドが予選のときに見せた光景が話題になりました。今年はブラジルのファンにより良いパフォーマンスで進化した姿を示さなければなりません。良いレース週末になることを期待しています。」

(2015年のアロンソ予選の動画がこれ)

ウィリアムズ

バルテリ・ボッタスブラジルのファンはF1に対していつも情熱的

「まず始めに、、、すごいレースになると思っているよ。フェリペ最後の母国レースだ。良いレースができるてフェリペも楽しんでくれればと思っているよ。昨年は良いレースをしてしっかりとポイントを取ることができた。ブラジルのファンはF1に対していつも情熱的だよね。」

「ここは違ったタイプのコーナーがいい具合で合わさっっていて、かなりテクニカルなんだ。何年か前に新しくなった舗装はかなりグリップがあって本当に楽しめるんだ。」

フェリペ・マッサ皆のために、ブラジルのファンために、そして僕のラスト母国レースのために

「インテルラゴス・サーキットは僕のふるさと、育った場所だ。この素晴らしいサーキットでの最後はものすごく感動的なものになるだろう。毎ラップ楽しんで、良い結果で終わりたいね。僕は2度インテルラゴス・サーキットで優勝しているし表彰台には何度も登ったんだ。今回新たにその思い出を追加したいなと思う。簡単ではないだろうけど、できること全てをやるつもりだよ。皆のために、ブラジルのファンために、そして僕のラスト母国レースのために。」

レッドブル

ダニエル・リカルドフェリッペ・マッサのチームメイトにはなりたくない

「ブラジルのサーキットは独特な雰囲気なんだ。たくさんのエアホーンの音いい雰囲気を生み出しているんだ。そして今年はフェリペの最後の母国レース。ブラジルでだけはフェリッペ・マッサのチームメイトにはなりたくないね。ドライバーズパレード中ブーイングの嵐に巻き込まれるからwボッタスはそうなるよ。。(かわいそうに)

「1周はかなり短いけれどいつも僕を成長させてくれるんだ。初めてサンパウロに来たときは圧倒されたよ。毎年面白い場所を見つけることができるんだ。シーズンも終盤に差し掛かってくるこの時期にはチーム皆でディナーするんだ。すごくいい雰囲気の週末になるよ。サーキットじゃないところで楽しい場所の一つなんだ、レースもそうなるといいよね!」

「レース以外のブラジル名物といえば、ステーキだよね!すごく美味しいお肉があるんだ。いつもごちそうを楽しむよ。オススメは”caipirinha”(カイピリーニャ・カクテルの1種)やばいよまじで。」

マックス・フェルスタッペン“スペシャル感”を感じるサーキット

「ブラジルのサーキットは好きだよ。高低差もあるし反時計周りの特殊なレイアウトのサーキットだから、いつもチャレンジするのが楽しいんだよ。かなりテクニカルで、セクター2をうまくまとめることが速いラップタイムを出すのに重要なんだ。」

「たくさんの歴史や素晴らしい瞬間を培ってきたサーキットは、カレンダーの中でも”スペシャル感”を感じさせてくれる。」

「僕はこれまでサンパウロを散策する機会がほとんどなかったんだ。去年僕が見限りでまとめると、すごくにぎやかな都市だった。できれば今年はもっと地域文化を感じる機会があるといいなと思ってるんだ。去年訪れてすごくよかった場所は”Fogo De Chao”っていう本格ブラジルスタイルのステーキハウス!今年も行きたいよ。サンパウロではオースティンで食べたようなごちそう(ステーキ!!)にありつきたいよ!」

「2016年も残りあと2戦。アブダビがあと数週間後なんて変なかんじだよ。高い順位で今年を終え、さらに強い2017年に向けて準備するのが楽しみだ。」

フェラーリ

セバスチャン・ベッテル


コメントが発表されていません

キミ・ライコネン


コメントが発表されていません

フォース・インディア

セルジオ・ペレス反時計回りは首にくる

「ブラジルはすごく居心地のいい国でメキシコと良く似ているね。人々や文化、食べ物、サンパウロはたくさん提供してくれるよ。」

「サーキットはいくつかトリッキーなコーナーがあって複雑でまとめるのが大変なんだ。数少ない反時計回りのサーキットでもあるよね。これはけっこう首にくるんだ。レースでは他の要因が大きく影響することがある。それは天気なのかもしれないし、何か別のものかもしれない。だからインテルラゴス特別なんだ!」

ニコ・ヒュルケンベルグクレイジーウエザーはクレイジーレースを呼ぶ

「ブラジルではたくさんのいい思い出があるよ。デビューした2010年にポールポジションを獲得したんだ。2012年のレースは僕のベストレースの一つだね。40周の間コンディションは雨が降ったりやんだり。最初はドライで小雨が降り始め皆インターミディエイトに履き替えたんだ。でも僕はステイアウト。危険を冒したけどうまくいった。特別な経験だったしベストパフォーマンス記録なんだ。」

「サンパウロはすごく快適で楽しいよ。ブラジルの人々のライフスタイルはとても魅力的なんだ。街の雰囲気はすごいし食べ物も美味しい!どこよりも安らげるからパフォーマンスもよくなるのかな?今週末を心待ちにしているよ。」

「インテルラゴスにはたくさんの歴史があるし、運転してて楽しいんだ。僕にとってのハイライトは曲がりくねってテクニカルな第2セクターだね。”エス・ド・セナ”も面白い。ここを間違えるとそのラップはもうお終いさ。」

「サンパウロの天気は変わりやすい。突然雲がやってきて僕らを襲うんだ。クレイジーウエザーはクレイジーレースを呼ぶ。僕は楽しむよ!」

ピレリ

ポール・ヘンベリーモータースポーツ・ディレクター

「我々は2013年以来ハードタイヤを持ち込んでいます。高いパワーを要求するサーキットに対して効果的であることが裏付けられているからです。2015年は3ストップレースでした。今年はパフォーマンスもダウンフォースも上がっているのでより硬いタイヤを使うでしょう。とはいえ今シーズンはレアな出来事が多く様々な戦略が混在していますけどね。。耐久性か、柔らかいコンパウンドタイヤのパフォーマンスか、これが戦術の鍵になりそうです。天候も大きな要因になるでしょう。」

ルノー

ケビン・マグヌッセン
ブラジルが最終戦じゃなくてがっかり

「ブラジルは伝説的なところ。過去にたくさんのヒーローたちがレースした場所だからね。子供のころはいつもブラジルがシーズン最後のレースだったから今もそんな感じがしてしまうんだ。素晴らしい週末にも関わらずここが最終戦じゃなくてがっかりな気持ちもあるよ。」

「ここはF1の歴史にとって意味深いサーキットとして有名だもんね。短い一周、曲がるたびにゴーカートに乗っているような感覚、いい感じの流れなんだ。オースティンと同じで数少ない反時計回りサーキット、この2つのレースがカレンダーの中で近いのは楽しいよね。」

「特に第1セクターはオーバーテイクできるところがあって本当に楽しいよ。本当の”ドライバーズサーキット”だね。どこもかしこもバンピーだから車のセッティングはとても重要なんだ。南アメリカ大陸のファンはF1を愛しているよね。だからとても楽しみだよ。ドライバーとしてはまともな結果をチームに持ち帰りたいと思っている。」

ジョリオン・パーマー
重要なのは”エス・ド・セナ”

「メキシコの予選では進化を見せられたはずなのにそれができなくて悔しかったよ。僕のベストグリッドになるはずだったんだ。でもレースで挽回できた。レースペースも予選の速さも良くなっているんだ。メキシコではマクラーレンとまともにバトルできていたからブラジルで自信はあるよ。」

「車は毎戦良くなっている。ブラジルはそれを証明するのにぴったりだと思うんだ。ポジティブな週末が過ごせると思うよ。」

「去年はFP1だけ出走したんだ。F1マシンに乗って間もなかったけどすごく楽しめたよ。素晴らしい雰囲気を持つ伝説的なサーキットだね。反時計回りだからちょっと慣れないけど。1コーナーと2コーナーの”エス・ド・セナ”のコンビネーションはかなりいい感じ。オーバーテイクできるところだけど、長いストレートのあと下りながら左に曲がるからロックアップしやすいんだ。コーナーに(通常と異なる)角度がついているから、コーナー手前のブレーキング時に左側のタイヤが浮いてしまうんだ。もしここがうまくできればライバルに対してアドバンテージを得られるよ。」

「ここではたくさんのおもしろいレースがあったね。2012年はハミルトンが最終コーナーでワールドチャンピオンを決めたのを覚えているよ、ベッテルもだったよね。」

ハース

ロマン・グロージャン
天候はチャレンジを生む。。かも

「休む間もない厳しいサーキットだね。ストレートでさえいつものようにはいかないんだ。標高も800mある。メキシコほどではないけど海面には程遠いよね。」

「天候はチャレンジを生んでくれる。暖かいし湿度も高いんだ。熾烈なレースになるだろうけど、最終的にどうなるか様子を見てみないとね。」

エステバン・グティエレス
首のトレーニングができるよ

「インテルラゴスは運転するのが楽しいサーキットだね。マイナス要素がないよ。長いコースではないけど異なるコーナーが混在するんだ。いくつかのコーナーでは縁石を使うんだけどこれがまた楽しいんだよね!リズムもいいしスペシャルなサーキットだね。」

「反時計回りはあまり感覚に影響ないよ。他のサーキットと比べると片側のタイヤ温存に気を使わないといけないところはあるけど、僕らも他のチームにとってもあまり違いはないだろうね。」

体力的に一番きついサーキットではないけど首にはかなりくる。これは反時計回りならではだね。重力はいつもと反対側にかかるし、メインストレートも本当に真っ直ぐではなく全体的にカーブしているんだ。首のいいトレーニングになるよ!」

ザウバー

マーカス・エリクソン
目標はポイント獲得

「ブラジルグランプリはF1の歴史がある素晴らしいところだ。僕らにとっても重要だよ。もちろん目標はポイント獲得だ。チームとしてはフェリペか僕がトップ10位内でフィニッシュすること。僕らは正しい方向に向かっているし、ポイント獲得を求めている。」

「今週末はFP1で”ハロ“を初めて装着してテストをするよ。どんな感じになるのか興味深いね」

フェリペ・ナスル
幸運を運ぶ母国レース

「僕の2度目の母国レースを心待ちにしているよ!去年はいい経験ができたしね。ブラジルグランプリは僕にとってすごく特別なんだ。サーキットのサポートもブラジルのファンもいつもすごい。歴史あるサーキットをドライブするのが待ちきれないよ!すごく楽しいんだ。」

「インテルラゴスではたくさんのファンが暖かく迎えてくれるだろう。良い結果を出せるように戦うし、もし母国レースでポイントが取れれば最高だね。僕の国が幸運を運んでくれますように!」

マノー

パスカル・ウェーレイン
ブラジルのレースはいつも面白い

「ブラジルグランプリがシーズンのこの位置にあるのはパーフェクトだと思うよ。チームにもドライバーにもたくさん挑戦があって技術的にも面白いサーキットだね。そしていつも面白いレースになるんだ。レースには予期せぬことが起きる、ということはそこにはチャンスがあるはずだよね。僕らはその時に正しい位置にいてアドバンテージを得たい。」

エステバン・オコン
ザウバーと戦うよ

「まずはメキシコでずっと起きていた問題なんとかしないとね。いつものようなスタートができることを本当に願っているよ。そうして初めて僕は自分のパフォーマンスに集中できるからね。もう少し進歩して、それが結果に繋がるといいな。ここから2週間、プッシュし続けてもっと頑張るつもりだよ。ザウバーと戦うためにね!」

「ここのサーキットの素晴らしいレースを今まで見てきた。特に天気がレースに大きくものをいうよね。ここに来てもう既にサンパウロの雷雨を見たよ!サーキットはドライブするのが楽しくて勉強になるよ。高低差がものすごくあるから硬いタイヤの領域だね。空力重視のセッティングにする必要があるんだ。」

「サーキット以外では何するかって?もちろんステーキだよ!」

F1ブラジルGP特集

この記事をシェアする

モバイルバージョンを終了