ホンダF1、PP含めて3台がトップ10「素晴らしいリザルト」と田辺TD / F1ブラジルGP《予選》

ブラジルで予選ポールポジションを獲得し喜ぶホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターcopyright Honda

16日土曜に行われた公式予選で、第一期マクラーレン・ホンダ時代の1991年以来初めて、ホンダがブラジルでポールポジションを獲得した。アイルトン・セナがコンマ3秒差でリカルド・パトレーゼを振り切りポールを獲得して早28年。そんなセナの再来とも呼ばれ、高い評価を受けているマックス・フェルスタッペンが、通算2度目のポールを手にした。

ハイブリッド時代が始まって以降、インテルラゴス・サーキットは過去5年に渡ってメルセデスがポールを独占してきたが、今回、レッドブル・ホンダがその牙城を崩した。同じホンダ製F1パワーユニットRA619Hを搭載するトロロッソも好調で、ピエール・ガスリーが、中団グループとしてはポールポジションに等しい7番手タイムを刻んだ。

Pos Driver Q1 Q2 Q3
1 マックス・フェルスタッペン 1:08.242 1:07.503 1:07.508
6 アレックス・アルボン 1:08.503 1:08.117 1:07.935
7 ピエール・ガスリー 1:08.909 1:08.770 1:08.837
16 ダニール・クビアト 1:09.320

残念ながら、ダニール・クビアトはミスによって後方に沈んだものの、4番手につけたフェラーリのシャルル・ルクレールがPU交換に伴うグリッド降格を受けるため、アレックス・アルボンとピエール・ガスリーはそれぞれ1つずつ上のグリッドからレースに挑む事になる。

ホンダ:F1ブラジルGP予選を終えて

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今日はすばらしい予選結果になりました。アストンマーチン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が終始速さを見せ、今季2度目のポールポジションを獲得してくれました。チームメートのアルボン選手も、初めての走行となったこの難しいサーキットで、十分にコンペティティブなタイムを出してくれたと思います。

また、レッドブル・トロロッソ・ホンダのガスリー選手は4戦連続のQ3進出を果たし、アルボン選手に次ぐ7番手につけました。クビアト選手は小さなミスのために僅差でのQ1落ちとなりましたが、ロングランペースは悪くないので、明日のレースでは巻き返しを見せてくれると思います。

明日は71周と長いレースになります。今日の予選で得たポジションを確実にレース結果に結びつけられるよう、万全の準備をして臨みたいと思います。


ポールポジションはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。フロントロウ2番グリッドには、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルが並ぶ事となった。

2019年F1第20戦ブラジルグランプリ決勝レースは、日本時間11月17日(日)深夜2時10分から行われ、1周4,309mのインテルラゴス・サーキットを71周する事で勝敗を競う。

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