今年もメルセデスに敗れ去ったフェラーリ…開幕前から勝負は決していた、とビノット代表

メディアからの質問に答えるフェラーリのマッティア・ビノット代表copyright Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリはプレシーズンテストで抜きん出たパフォーマンスを示しながらも、今年もまた王者メルセデスに完敗し、3年連続でコンストラクターズチャンピオンシップ2位に終わる事となった。マッティア・ビノット代表はその原因について、問題は根深く、シーズンが開幕するより遥か前に勝負は決まっていたと考えている。

「チャンピオンシップでの敗北は、昨年のマシン設計の段階で既に決まっていたのだと思う」とマッティア・ビノット。開幕メルボルンでのSF90はグリップ不足に苦しみ、マシンバランスは悪く、ドライバー達はハンドリングの問題を訴えた。

「シーズンを競争的に始める事が出来なかったのには理由があった。マシンの開発プロジェクトそのものが充分ではなかったのだと思う。我々の開発スピードとマシン設計そのものは、他の主要なライバルと比較して良いものではなかった。私はそれが原因だと考えている」

「やるべき仕事に追われ続けた大変なシーズンだった。チームを解体した後に再編し、それと並行してマシンの改善に取り組み続けてきた。少なくともある程度は功を奏したと思うが、もうシーズンは終わった。我々は来年を見据えている」

マラネロは昨年9月に、FIA国際自動車連盟のセキュリティ・ディレクターを務めていたローラン・メキーズをスポーティング・ディレクターとして起用し、今年1月には、4年間に渡ってF1チームを率いてきたマウリツィオ・アリバベーネの後任として、マッティア・ビノットを昇格させた。長年チームに貢献したキミ・ライコネンは去り、代わりに新人シャルル・ルクレールが加入するなど、今年のフェラーリは組織としての過渡期にあった。

「大胆に変革しなければならないものがあったわけではない。問題は経験だった」とマッティア・ビノット。チームとしての成熟度が結果に影響を及ぼしたとの認識を示した。

「重要な役職に変更があった。これまで申し上げてきた通り、今年チームは新しいチームだった。我々はものすごい勢いで学んでいる最中だからこそ、今シーズンに起きた全ての問題を確実に解決することが重要だ。今後、絶対にミスが許されない場面が訪れる事は間違いないのだから」

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