ピエール・ガスリー「トロロッソ・ホンダの選手権に貢献したい」

2019年仕様のトロロッソ・ホンダのチームウェアを着たピエール・ガスリー

レッドブルからトロロッソ・ホンダへと降格されたピエール・ガスリーが、2019年FIA F1世界選手権第13戦ベルギーGPに先立って抱負を語った。ヘルムート・マルコら首脳陣はハンガリーGP後、ガスリーに代えてアレックス・アルボンにRB15を託す決断を下した。

ファエンツァのチームは奇しくも、降格組のラインナップで残り9戦を戦う事になるが、ダニール・クビアトはドイツで3位表彰台を、ピエール・ガスリーは昨年のバーレーンで4位を獲得。チーム創設以来、スクーデリア・トロロッソに極めて高い得点をもたらしてきたドライバーを揃える事になる。

ガスリーは昨年のベルギーGPで、10番グリッドからスタートし、トップと同一周回での9位入賞を果たしている。ガスリーは生き残りをかけたサバイバルレースに勝ち抜き、来季シートを得られるだろうか?

才能あるドライバーを揃えたことで、トロロッソ・ホンダは12戦を終えて計43ポイントを獲得。ワークスのルノーF1チームを抑えて、コンストラクター5位と健闘をみせている。スパでの週末に向けてガスリーは「今はトロロッソの選手権に貢献できるよう集中している」と語り、前向きな姿勢をアピールした。

今はトロロッソ・ホンダの選手権に貢献したい

ピエール・ガスリー

夏休みが終わり、僕は残りのシーズンをイタリアの家族と共に過ごすことになった。トロロッソ・ホンダと一緒に仕事が出来ることに満足している。これからの9レースに向けて準備を整えるために、ここ数週間はしっかりと休みトレーニングを積み重ねたから、チームに最高のパフォーマンスを提供できるはずだ。

シーズン前半を振り返る時間があって良かったよ。今は残りのシーズンに集中しているし、準備は万全だ。今週はエンジニアに会うためにファクトリーに足を運んでシートフィッティングをしたりと、後半戦の準備でバタバタしていた。

スパは僕のお気に入りのコースだし、ちゃんと休みも取ったから、最高のレースが出来るはずさ。ここはF4時代にシングルシーターで初勝利を収め、GP2に参戦していた2016年のフィーチャーレースでも優勝を飾った場所なんだ。過去に成功を収めたコースだし、走っていて本当に楽しいんだ。

今は、シーズン閉幕までにトロ・ロッソと共にマシンから最大限のパフォーマンスを引き出すことに焦点を当てている。コンストラクターズ・チャンピオンシップで貢献出来るように、できるだけ多くのポイントを獲得できるように頑張るつもりだ。


ベルギーGPの舞台となるのは、1周7,004m、全19コーナーを有するスパ・フランコルシャン。エンジン全開率は80%近くにまで達し、平均速度220kmを超える屈指の高速コースだ。

ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、1周目に4台が絡むマルチクラッシュが発生。2番グリッドのセバスチャン・ベッテルが逆転優勝を飾った。

F1ベルギーGPは、日本時間8月30日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

F1ベルギーGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了