角田裕毅、FIAのレース中止判断を支持「安全には代えられない」
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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はF1第12戦ベルギーGP決勝レースを終えて、レースを途中中止とした国際自動車連盟(FIA)の判断を支持した。
チーム代表のフランツ・トストもまた、視界不良を理由に「スチュワードとレースコントロールの判断は正しかったと言わざるを得ない」と評価した。
ただその一方で「ユーキは16番手からのスタートだったが(レースをしていれば)ポイント獲得のチャンスがあったと思う」とも語った。
角田裕毅は今週末のスパに、2019年8月31日に同じスパで開催されたFIA-F2選手権ベルギー大会のレース1での大クラッシュによって事故死した故アントワーヌ・ユベールを偲ぶスペシャルヘルメットを持ち込んでいた。
安全には代えられない
角田裕毅
決勝: 15位, グリッド: 16番手
特に7位以降のドライバーにとって、今日は視界が悪すぎてレースができるような状況ではありませんでした。
ここが高速のスパであれば尚更、こうした状況下でレースをするのは危険過ぎますので、安全面を考えればFIAの判断は正しかったと思います。
もちろん、個人的にはポイントを懸けて戦う事ができず残念ですが、安全の方が遥かに重要なのでやむを得ません。
8月29日(日)にスパ・フランコルシャンで行われた2021年F1第12戦ベルギーグランプリ決勝レースは、雨の影響で3時間超の赤旗中断を強いられ、1度もグリーンフラッグが振られる事なく終了を迎えた。
この結果、ポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がスパ初優勝を飾り、2位にジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、3位にルイス・ハミルトン(メルセデス)が続く結果となった。
ザントフォールト・サーキットを舞台とする次戦オランダGPは9月3日のフリー走行1で幕を開ける。