角田裕毅、ウェットでの走行経験乏しく今季7度目のQ1敗退「チームとして悔しい思いだ」とアルファタウリ・ホンダ
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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、8月28日(土)のF1ベルギーGP予選で17番手に終わり今季7度目のQ1敗退を喫した。この日のスパ・フランコルシャンは雨に見舞われた。
後半戦最初のグリッド争いは、3回のプラクティスより更に悪い路面条件の中で行われた。角田裕毅は0.589秒足らず、Q1ノックアウトに終わった。8番手でQ2進出を果たした僚友ピエール・ガスリーとのギャップは2.026秒に達した。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|
15 | ストロール | アストンマーチン | 2:01.597 | 1:58.231 | |
16 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 2:02.306 | ||
17 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 2:02.413 | ||
18 | シューマッハ | ハース | 2:03.973 | ||
19 | ライコネン | アルファロメオ | 2:04.452 | ||
20 | マゼピン | ハース | 2:04.939 |
テクニカル・ディレクターを務めるジョナサン・エドルズは角田裕毅について「順調にきていたが、予選はトリッキーなコンディションとなり、ベストラップをまとめられずQ1を通過する事ができなかった」と説明した。
「Q2進出は現実的な目標だった。それだけにチームとしては悔しい思いをしている」
「移ろいやすい天候が続く可能性があるため、明日のレースに向けてはユーキが中団争いに絡めるように集中的に取り組む必要がある」
なおガスリーは最終的にQ3進出を果たして6番グリッドを持ち帰った。
ウェットでの走行経験不足が響いた
角田裕毅
予選: 17位 2分2秒413 / FP3: 17位 2分1秒510
今週末はクルマに対する自信とスピードを着実に高めていく事を目標にしてきました。
フリー走行を通じて上手くやれてこれていたと思いますが、僕はF1マシンでのウェット走行の経験が乏しいため、予選のコンディションは決して楽なものではありませんでした。
クルマにペースがあった事は確かなので、Q2に進出できずガッカリでした。ただ、今日の僕にはそれを成し遂げられるだけの十分な速さがありませんでした。
明日のレースで上位にポジションを上げていくためには、コンディションが入り乱れる状況を期待する必要がありそうです。
降雨によるディレイと赤旗クラッシュの混乱に塗れた予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポールポジションを獲得。2番手はジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)。3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)という結果となった。
2021年 F1ベルギーグランプリ決勝レースは、日本時間8月29日(日)22時にスタート。1周7,004mのスパ・フランコルシャンを44周する事でチャンピオンシップを争う。