ハース、SP予選を経てベアマン続投を発表…マグヌッセンはF1サンパウロGPを欠場
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ハースは2024年11月1日のスプリント予選を経て、「吐き気」を伴う体調不良のケビン・マグヌッセンに代わり、オリバー・ベアマンがF1サンパウロGPの全てで代走を継続すると発表した。
マグヌッセンは木曜の段階から体調がすぐれず、初日に向けてステアリングが握れない程に「悪化」した。これを受けハースは、リザーブドライバーのベアマンを緊急招集し、ひとまずはFP1とスプリントイベントで代役を務めると発表した。
なぜスプリントだけなのか?との質問に対し、小松礼雄代表は「様子を見たいと思っています。(現時点で)必要がないことを、わざわざ決める必要はありません」と説明していた。
ベアマンが僚友ニコ・ヒュルケンベルグを上回る10番手を記録したスプリント予選を経てハースは、週末の残りのセッションでもベアマンが引き続きVF-24をドライブすると発表した。
2025年にハースからフル参戦することが決まっているベアマンが今年、代役を務めるのは3回目となる。
虫垂炎のカルロス・サインツ(フェラーリ)に代わってデビューしたサウジアラビアでは7位入賞を飾り、アゼルバイジャンでは出場停止処分を受けたマグヌッセンに代わって1ポイントを獲得した。
ベアマンはSQ2でヒュルケンベルグより0.3秒も速いタイムを叩き出した。ハースにとって、マグヌッセンを無理に復帰させる必要はなくなったと言える。
ベアマンはアゼルバイジャンでも予選でヒュルケンベルグを上回り、決勝でもチームメイトに先行する10位でポイントを獲得している。