オリバー・ベアマン、ハースからF1アゼルバイジャンGPに参戦…出場停止マグヌッセンの代役として

ハースのレーシングスーツを着用したオリバー・ベアマン、2023年11月24日F1アブダビGPCourtesy Of Haas

バクー市街地コースで行われる来週末のF1アゼルバイジャンGPで、ケビン・マグヌッセンの代役としてオリバー・ベアマンがハースから参戦することが決まった。

前戦イタリアGPでマグヌッセンは、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)との接触が原因で10秒ペナルティと2点のペナルティポイントを受けた。

これにより過去12ヶ月間のペナルティポイントの累積点が12点に達したことから、F1競技規則第4条2項の定めに従い、マグヌッセンは1レースの出場停止となった。

2025年にハースから初のF1フル参戦を果たすことが決まっているベアマンにとって、今回の代役は来シーズンに向けた申し分のない準備となる。

今回の代役参戦についてベアマンは、「準備のための時間が限られているため、リザーブドライバーという立場でレースに出場するのは間違いなく大きな挑戦だけど、今年初めにフェラーリで経験済みだから、その経験を活かせると思う」と語った。

「今シーズンは既に4回のプラクティスでハースVF-24をドライブしているから、それもバクーでの週末に役立つと思う。チームは現在好調だし、限られた時間の中でしっかりと準備をして、アゼルバイジャンで充実した週末を過ごせればと思ってる」

ベアマンは虫垂炎のカルロス・サインツに代わって今春のサウジアラビアGPでフェラーリからF1デビューを果たして見事に7位入賞を飾った。F1でのレースはこれが2回目となる。

チーム代表を務める小松礼雄は、「ニコ(ヒュルケンベルグ)と共にバクーでVF-24をドライブするオリーの活躍が楽しみです」と語った。

「彼はFP1やポストシーズン・テストでも既に素晴らしいパフォーマンスを見せており、フェラーリから出走したサウジアラビアGPではポイントも獲得しました」

「今回はレースの週末全体を通して彼とチームが一緒に取り組む絶好の機会となります。参考になるという点で、彼にとってニコ以上のチームメイトは望みようがありません」

代役参戦に伴いベアマンは、バクーで行われるFIA-F2選手権の各レースを欠場することになる。マグヌッセンはアゼルバイジャンの翌週末に行われるシンガポールGPでハースに復帰する予定だ。

F1アゼルバイジャンGP特集

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