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バーレーンGPの決勝レースを振り返って、メルセデスのバルテリ・ボッタスがチームオーダーについて、タイヤの内圧問題のことついて語った。
2回目のピットストップを終えたメルセデス勢。履いていたのはともにソフトタイヤ。アンダーステアとソフトタイヤの扱いに手こずったボッタス、ソフトタイヤを巧みに使いこなし、ボッタスよりも2秒近く速いラップを刻んだハミルトン。チームは48周目にチームオーダーを発動、ボッタスはハミルトンに2位を譲った形となった。
ボッタス:バーレーンGP決勝後コメント
バルテリ・ボッタス
決勝:3位, 予選:1位
「いい日ではなかったよ。スタート時にタイヤの内圧に問題があったんだ。何だったのかわからないけど、最初のスティントでは2周目から早くも滑っていたよ。ペースも良くなくて、セバスチャンからかなりプレッシャーを受けた。最初のスティントを伸ばそうと思ったんだけど、ペースを維持することが出来なかったよ。第2スティントは良くなったけど、まだオーバーステアに苦しんでいて、最後までリアタイヤをうまく使えなかった」
「セーフティカーの下での最初のピットストップでは問題があり、少しタイムを失ったんだ。それがなければ前にでられたんじゃないかと思うけど、それについてはチームが問題を調査してくれるはずだ。再スタート後にはセバスチャンと良いレースをしたけど、残念ながらちょっとだけだった。願っていた結果は得られなかった。ソチでは強い週末を目指すよ」
©F1 ハミルトンに道を譲ったボッタス
「レーシングドライバーとしてチームオーダーを受け入れることほど最悪なことはないよ。でもそれが人生ってものさ。チームの事情をちゃんと理解してるよ。より多くのポイントを獲得できるチャンスが、そして優勝に向けたバトルをするチャンスがレース終盤に訪れたんだ。でもポールからスタートして優勝するためにレースをしてたわけだから悔しいことに変わりはないよ」
初優勝が期待されていただけに残念な結果となったボッタス。表彰台での彼の表情には笑みらしき笑みが全く見られなかったのが印象的であった。2017年バーレーンGPの詳しい模様については「F1バーレーンGP《決勝》結果とダイジェスト」を参照されたい。