跳馬のスピードに懐疑的なメルセデス「ストレート速度が明らかに速い」F1バーレーンGP《初日》

バーレーン・インターナショナル・サーキットを走るメルセデスW10、2019年F1バーレーンGPcopyright Mercedes

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが、3月29日(金)に行われたF1バーレーンGP初日プラクティスを振り返った。ハミルトンはトップを刻んだフェラーリのセバスチャン・ベッテルから0.603秒遅れの3番手、ボッタスは0.711秒遅れの4番手で初日を締め括った。

二人は跳馬が完全にカムバックしたとの認識を示したが、チーフレースエンジニアを務めるアンドリュー・ショブリンはやや懐疑的なようで、パワーユニットを高出力モードで走らせていたのでは、と考えている。

「フェラーリが前進し、メルボルンでのアドバンテージがなくなったのは間違いない」とショブリン。その一方で「ストレートでの速度が明らかに速い事から考えれば、フェラーリは我々よりもパワーユニットをハードに使っていた可能性もありそうだ」と述べた。

メルセデス:F1バーレーンGP初日を終えて

ルイス・ハミルトンFP1: 4位, FP2: 3位

FP1はめちゃくちゃ暑くて路面温度が50度もあったから、みんなタイヤに苦労してたし、誰にとってもかなりのハードワークだったんじゃないかな。フェラーリは最初から速かったね。直ぐにペースを見つけ出してたし、メルボルンとは完全に別物だ。

マシンバランスに少し問題があったんだけど、FP2に向けて改善する事ができた。今のところはフェラーリが先行してるから、明日は強さを取り戻せるように、これまで通り集中して作業に取り組む事が大事だし、今夜は分析に注力しなきゃね。予選ではもう少し接戦になるだろうし、厳しい戦いになりそうだ。

バルデリ・ボッタスFP1: 3位, FP2: 4位

毎年のことだけど、バーレーンのFP1はちょっと大変なんだよね。埃っぽい上に、予選や決勝と比べて路面温度がかなり高いからね。最初のセッションではマシンバランスの感触がそんなに良くなかったんだけど、セッション間に変更を加えたら、FP2でかなり良いフィーリングになった。

フェラーリはメルボルンの時より明らかに速いから、明日はかなりの接戦になりそうだね。そのためにも、クルマのセットアップを改善しなきゃならないし、個人的にも改善しなきゃならない部分が残ってる。明日は厳しい闘いになるだろうし、予選はかなりエキサイティングになるんじゃないかな。


初日はフェラーリがトップを独占。FP1ではシャルル・ルクレールが、FP2ではセバスチャン・ベッテルが最速を刻み、前戦ウィナーのメルセデスの二人を退けた。

バーレーン・グランプリ3回目のフリー走行は日本時間3月30日(土)21時から、公式予選は同24時からバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。降水確率60%の予報が出ており、予選はウェットコンディションとなる可能性がある。

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