2023 F1アゼルバイジャン PU投入状況:角田裕毅を含む全17台が交換

バクー市街地コースを周回する角田裕毅(アルファタウリ)、2023年4月28日F1アゼルバイジャンGP FP1Courtesy Of Red Bull Content Pool

国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2023年F1第4戦アゼルバイジャンGPにおける各ドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。

F1サーカスはフライアウェイ3戦を終えて本拠ヨーロッパに戻った。バクー市街地コースでの週末に向けては、ランド・ノリス(マクラーレン)とニック・デ・フリース(アルファタウリ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)を除く以下の17台が新たなコンポーネントを開封した。

Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
マックス・フェルスタッペン 2
セルジオ・ペレス 2
シャルル・ルクレール 2 2
カルロス・サインツ 2 2 2
ジョージ・ラッセル 2 2 2 2 3
ルイス・ハミルトン 2 2 2 2 3
エステバン・オコン 2
ピエール・ガスリー 2
オスカー・ピアストリ 2 2 2 2 3
周冠宇 2
ランス・ストロール 2 2 2 2 3
フェルナンド・アロンソ 2 2 2 2 3
ケビン・マグヌッセン 2
ニコ・ヒュルケンベルグ 2 2 2
角田裕毅 2 2 2 2 2
アレックス・アルボン 2 2 2 2 3
ローガン・サージェント 2 2 2 2 3

特に、前戦オーストラリアGPでエンジンを破損したラッセルを含むメルセデスPU勢の交換が目立つが、いずれも即、グリッド降格に繋がるものではない。

ギアボックスに関しては以下の5台が今季2基目となるGBX C&C(ケース及びカセット)およびGBX DL(駆動系、ギアチェンジ、補助コンポーネント)へと交換した。ギアボックスは年間4基まで使用する事ができる。

  • エステバン・オコン(アルピーヌ)
  • フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)
  • ケビン・マグヌッセン(ハース)
  • ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
  • アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
  • ローガン・サージェント(ウィリアムズ)

アゼルバイジャンGPを前に競技規定が改定された事で、V6ハイブリッド・ターボ導入10年目の今年はICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kが各々年間4基まで使用できる事となった。CE(コントロール・エレクトロニクス)、ES(バッテリー)は各2基まで、そしてエキゾーストは年間8セットまでに使用が制限されており、超過した場合はグリッド降格ペナルティが科される。

F1アゼルバイジャンGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
レッドブル・ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 1 1 1 1 1 1 2
S.ペレスPER 1 1 1 1 3 3 2
フェラーリ C.ルクレールLEC 2 2 2 1 2 3 2
C.サインツSAI 2 2 2 1 1 1 2
メルセデス G.ラッセルRUS 2 2 2 2 1 1 3
L.ハミルトンHAM 2 2 2 2 1 1 3
アルピーヌ・ルノー E.オコンOCN 1 1 1 1 1 1 2
P.ガスリーGAS 1 1 1 1 1 1 2
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 2 2 2 2 1 1 3
L.ノリスNOR 2 2 2 2 1 1 3
アルファロメオ・フェラーリ V.ボッタスBOT 2 1 1 1 1 1 2
周冠宇ZHO 2 1 1 1 1 1 1
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 2 2 2 2 1 1 3
F.アロンソALO 2 2 2 2 1 1 3
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 2 1 2 1 1 1 2
N.ヒュルケンベルグHUL 2 1 2 2 1 1 2
アルファタウリ・ホンダRBPT N.デ・フリースDEV 2 2 2 2 1 2 2
角田裕毅TSU 2 2 2 2 1 1 2
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 2 2 2 2 1 1 3
L.サージャントSAR 2 2 2 2 1 1 3

F1アゼルバイジャンGP特集

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