メルセデス、衝撃のTOP10圏外…レッドブルはペレス”今季最強の走り”で1-2 / F1アゼルバイジャンGP《FP2》結果とダイジェスト

バクー市街地コースを走行するレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス、2021年6月4日F1アゼルバイジャンGPフリー走行2にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

F1コンストラクターズ選手権で首位を走るレッドブル・ホンダの2台が、2021 F1第6戦アゼルバイジャンGP初日を1-2体制で締め括り、ライバルのメルセデスを大きく引き離した。

バクー市街地コースでの金曜2回目のフリー走行が6月4日現地16時、日本時間21時より行われ、セルジオ・ペレスが1分42秒115のトップタイムをマーク。僚友マックス・フェルスタッペンがコンマ1秒遅れで2番手に続いた。

レッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表は「チェコ(ペレス)が今シーズン最強の走りを見せてくれた。頼もしい限りだ」と述べ、チャンピオンシップでの更なるリードに向けて鼻息を荒げた。

2台のホンダ勢の背後にはフェラーリが迫った。SF21はFP1に続き低速での高いパフォーマンスを見せ、カルロス・サインツがフェルスタッペンに1000分の27秒差の3番手、シャルル・ルクレールが4番手につけた。

なおルクレールは、ターン15で盛大にタイヤをロックアップさせバリアに激突。自走してピットへと戻ったが、脱落したフロントウイングの回収のためにバーチャル・セーフティーカーが導入される場面があった。

失意のモナコを経て雪辱に燃える王者メルセデスは、ルイス・ハミルトンが1秒落ちの11番手、バルテリ・ボッタスが2秒落ちの16番手と、共にトップ10圏外に沈んだ。

見かけ程のペース不足があるかどうかは明日の予選を待つ他にないが、特にセクター2での遅れは大きく、当該区間におけるハミルトンとフェルスタッペンとのギャップは0.6秒にまで達した。

コーナーが短いバクーでは、1周を通してステアリングを切る時間と角度が小さいためタイヤへの熱入れが難しく、ロングストレートがフロントタイヤの熱を奪う。W12がタイヤのウォームアップに課題を抱えている事は広く知られる事実で、イモラではボッタスが、モナコではハミルトンがタイヤを機能させる事に手を焼いていた。

ホンダ勢はアルファタウリも好調で、ピエール・ガスリーが堂々の5番手タイムをマーク。FP1でランオフエリアに囚われた角田裕毅もペースを上げ、チームメイトからコンマ6秒落ちの10番手につけた。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

ソフトタイヤを履きバクーの旧市街区間を駆け抜けるアルファタウリ・ホンダの角田裕毅、2021年6月4日F1アゼルバイジャンGPフリー走行2にて

午前のFP1に引き続き、午後の現地バクーも青空に恵まれた。予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は気温28℃、路面48.7℃のドライコンディションでスタート。気温の上昇はタイヤに影響を与えた。

ボッタスはミディアムタイヤでの走行中にリアのグレイニングに不満を訴えた。同様の問題はフェラーリにも発生。フェルスタッペンもまた、無線でエンジニアに対してタイヤに関する不満を漏らしていた。

2名の”バクー・ルーキー”にとっては試練のプラクティスとなった。

ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)は換装したばかりの今季2基目のニューエンジンが突如停止。ターン15で「エンジンが死んだ」と訴え、走行わずか5周でコックピットを降りた。レースコントロールは車両回収のために赤旗を提示した。

ミック・シューマッハ(ハース)は油圧トラブルでガレージに拘束され、こちらも12周と思うように周回を重ねる事ができなかった。

メルセデスと同じくローレーキ哲学を採用するアストンマーチンも奮わなかった。セバスチャン・ベッテルはターン16でスピンを喫し15番手。ランス・ストロールも14番手に終わった。

FP1で印象的なペースを刻んだマクラーレン勢はやや後退した。それでもランド・ノリスは8番手を維持したが、ダニエル・リカルドは13番手にまで後退。アントニオ・ジョビナッツィが7番手、キミ・ライコネンが12番手をマークしたアルファロメオの先行を許した。

復帰6戦目を迎えたフェルナンド・アロンソはガスリーにコンマ15秒差の6番手と上々で、エステバン・オコンも9番手と、アルピーヌ勢は揃ってトップ10圏内に名を連ねた。

2021年F1第6戦アゼルバイジャングランプリ3回目のフリー走行は、日本時間6月5日(土)18時から1時間の日程で開催される。

2021年F1第6戦アゼルバイジャンGPフリー走行2(FP2)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 11 セルジオ・ペレス フェラーリ 1:42.115 22
2 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:42.216 +0.101 23
3 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:42.243 +0.128 24
4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:42.436 +0.321 22
5 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:42.534 +0.419 26
6 14 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ・ルノー 1:42.693 +0.578 24
7 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ・フェラーリ 1:42.941 +0.826 25
8 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:43.018 +0.903 24
9 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:43.020 +0.905 23
10 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1:43.130 +1.015 25
11 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:43.156 +1.041 24
12 7 キミ・ライコネン アルファロメオ・フェラーリ 1:43.220 +1.105 23
13 3 ダニエル・リカルド マクラーレン・メルセデス 1:43.298 +1.183 23
14 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:43.812 +1.697 21
15 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン・メルセデス 1:43.881 +1.766 22
16 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:44.184 +2.069 23
17 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 1:44.557 +2.442 24
18 9 ニキータ・マゼピン ハース・フェラーリ 1:45.563 +3.448 23
19 47 ミック・シューマッハ ハース・フェラーリ 1:46.095 +3.980 12
20 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 1:46.983 +4.868 5

コンディション

天気晴れ
気温28℃
路面温度48.7℃

セッション概要

グランプリ名 F1アゼルバイジャンGP
セッション種別 フリー走行2
セッション開始日時

サーキット

名称 バクー市街地コース
設立 2016年
全長 6003m
コーナー数 20
周回方向 時計回り

F1アゼルバイジャンGP特集

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