メルセデス、2台揃ってTOP10落ち「何かが根本的に間違っている」とバルテリ・ボッタス

バクー市街地コースを走行するメルセデスのバルテリ・ボッタス、2021年6月4日F1アゼルバイジャンGPにてCourtesy Of Daimler AG

6月4日(金)のF1第6戦アゼルバイジャンGP初日プラクティスを16番手で終えたバルテリ・ボッタスは、バクー市街地コースでのメルセデスW12について「何かが根本的に間違っている」と指摘した。

失意のモナコを経て雪辱に燃えるルイス・ハミルトンは初日午後のFP2で最速セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)から1秒落ちの11番手、ボッタスに至っては2秒落ちの16番手と、メルセデスは2台揃ってトップ10圏外に沈んだ。

1日を振り返ったボッタスはバクーでのW12の感触について「ロングランにおいては多少良くなっているかもしれないけど、依然としてペースが足りていないのは確か」であり「根本的に何かが間違っている」として、徹底的な分析が必要だと訴えた。

「モナコの時も簡単じゃなかったけど、少なくとも予選ではそこそこやれていた。でも今はかなり離されてしまったように見える。厳しい1日だった」

ボッタスはグリップ不足に悩まされていた事を明かす一方、それを引き起こしている原因については特定に至っておらず「予想以上にチャレンジングな1日であった事は確かで、その原因を正確に突き止める必要がある」と付け加えた。

「全体的にグリップが足りていないように感じている。バランスはさほど大きく崩れてはいないんだけど。クルマは若干予測不能で、グリップ不足の影響で至る所で滑っているような感じだ」

77号車メルセデスW12より遅かったのはウィリアムズとハースの計4台のみ。ボッタスは予選が行われる土曜に向けて「長い夜」を過ごす事になりそうだと認めた。


初日をトップで締め括ったのはセルジオ・ペレス。2番手にマックス・フェルスタッペンが続き、レッドブル・ホンダが1-2体制を築いた。3番手には低速で高い競争力を発揮するフェラーリのカルロス・サインツが続く結果となった。

F1アゼルバイジャングランプリ3回目のフリー走行は日本時間6月5日(土)18時から、公式予選は同21時から1時間に渡ってバクー市街地コースで開催される。

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