料理目当てに母国に挑むレッドブル勢「子牛のカツレツと第2・3セクターが大好き」

スマートフォンで写真を撮るレッドブルのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンcopyright Red Bull Content Pool

29日金曜から始める第9戦F1オーストリアGPに向けて、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが抱負を語った。オーストリアの飲料メーカーをオーナーに持つレッドブルにとっては母国レースとなる。

昨年のレースでは、リカルドが予選5番手からの3位表彰台を獲得した一方、フェルスタッペンは1周目でのクラッシュに巻き込まれリタイヤに終わっている。

F1オーストリアGPに向けて

ダニエル・リカルド第2・3セクターがお気に入り

レッドブル・リンクは1周の距離こそ短いけど、第2・3セクターは超高速で目まぐるしいドライブをしなきゃならないから、ドライバー的にはすごく慌ただしい。今のマシンでは特にだけど、あの2つのセクターは僕のお気に入りなんだ。

レースでは最初から最後までペースが速く激しいから、集中力を切らさず走り続けなきゃならない。1周が本当に短いからエラーする余地はなく、ちょっとのミスが大きな代償につながってしまう。

大好きなウィーナー・シュニッツェルが食べられるのもオーストリアの良いところだね!クランベリーと新鮮なレモンが添えられていて、たまらないんだ。僕は週末だけで6回から12回位は食べちゃうよ(笑)。

creativeCommonsChrisGoldNY、シュニッツェル–ウィーン料理で有名な薄切りの子牛肉のカツレツ

ここはチームのホームレースだから、レッドブルとオーストリアのファンにとっては素晴らしい週末になる。グランドスタンドはいつも満席だし、晴れている時の丘の上もすごい人だかりだよね。サーキット全体に良いエネルギーが充満してるんだよ。

マックス・フェルスタッペン母国オランダのファンの応援に期待

オーストリアGPは毎年特別なイベントだよね。レッドブルの故郷だから多くのオーストリアのファンが来てくれるし、僕の母国オランダのファンもいっぱい応援に駆けつけてくれる。2年前のグランプリで表彰台に上がれた事もあり、また今年ここに戻って来られて本当に嬉しいよ。

去年はターン1で接触があって早々にレースを終える事になってしまったから、今年はその埋め合わせができるように頑張るよ。サーキットについて言えば、特にセクター2が好きなんだ。インフィールド・セクションに入ると高速の左コーナーが連続してるんだけど、ここが本当に楽しいんだよ。今年もオランダのファンのためのスタンドが用意されるみたいだけど、それもこのグランプリをスペシャルなものにしてくれる。

サーキットの外にはオランダの皆のためのキャンプ場があって、5000人位のファンが参加してるって話だよね。楽しそうだし、間違いなく騒々しいんだろうな!僕にとってのもう一つのハイライトは食事。シュニッツェルとカルトッフェルザラートが大好きなんだ。ここに滞在してる間に、何度か地元料理を食べに行こうと思ってる。

creativeCommonsKatrin Gilger、カルトッフェルザラート–ビールに合うポテトサラダ


戦いの舞台となるのはレッドブル・レーシングのお膝元レッドブル・リンク。かつてA1リンクと呼ばれていた4,326mのコースはエンジン全開率は66%を誇り、スパやモンツァに匹敵するほどのパワーサーキットとして知られる。

昨年のグランプリでは、メルセデスのバルテリ・ボッタスがキャリア初のポール・トゥ・ウインを達成。2位にフェラーリのセバスチャン・ベッテル、3位にレッドブルのダニエル・リカルドという結果だった。オープニングラップのターン1では多重クラッシュが発生。計4台がリタイヤに追い込まれる波乱の幕開けとなった。

F1オーストリアGP特集

この記事をシェアする

モバイルバージョンを終了