”Mr.6”ピエール・ガスリー、5戦連続トップ6「不調だっただけに大いに満足」

アルファタウリの洋服に身を包みレッドブル・リンクのメインストレートを歩くアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2021年6月24日Courtesy Of Red Bull Content Pool

アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは7月3日(土)のF1オーストリアGP予選前最後のフリー走行で4番手につけると、午後のスターティンググリッド争いではトップから0.387秒遅れの6番手を刻み、5戦連続での予選トップ6を記録した。

FP1では9番手、FP2では7番手と、週末を通してトップ10につけてきたガスリーだが、前戦のレース欠場が大きく響いたか、同じAT02を駆るチームメイトの角田裕毅に遅れを取り続けていた。

だが2日目になると帳尻を合わせ込み、FP3でマックス・フェルスタッペンとメルセデス勢に続く4番手タイムを記録すると、予選では4番手タイムでQ3進出を果し、最終ラウンドで5番手バルテリ・ボッタスに1000分の58秒差の6番手を刻んだ。

本人としても不調といった認識があったようで、予選に入るまではあまり芳しい見通しを持っていなかったという。それだけに今シーズンの定位置とも言える6番手という結果は満足いくものだったようだ。

インタビューに際して「ミスター6!まただね。最高の走りだった」と呼びかけられると、ガスリーは笑みを浮かべながら「ありがとう。本当に満足だよ」と返した。

不調だっただけに大いに満足

ピエール・ガスリー予選: 6位, FP3: 4位

毎週末の予選で同じポジションにいる気がするけど、今日の6番手は僕らにとって再び力強いパフォーマンスが示せた事の表れだし本当に満足だよ。

今週末はどういう訳か、あまりクルマに馴染めず予選に向けて未知数な部分があったけど、上手くやり遂げる事ができたからその分だけ凄く嬉しい。

明日はソフト勢の先頭としてレースに臨むことになるから、戦略が鍵になるのは間違いないけど、クルマにペースがある事は証明できているし自信はある。


ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はランド・ノリス(マクラーレン)。3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)という結果となった。

2021年 F1オーストリアグランプリ決勝レースは、日本時間7月4日(日)22時にスタート。1周4326mのレッドブル・リンクを71周(306.452km)する事でチャンピオンシップを争う。

F1オーストリアGP特集

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