「DRSゾーンの追加は僕らに有利に働くはず」とフェルスタッペン / Red Bull
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母国オーストリアでのグランプリ初日に挑んだレッドブル・レーシングは、ダニエル・リカルドが4番手、マックス・フェルスタッペンが5番手でセッションを締め括った。
母国レースであるだけにレッドブルは表彰台の頂点を目指したいところだが、メルセデスとの差はコンマ5秒近くも開いており、そのギャップを埋めるのは難しそうだ。
DRSゾーンの追加は僕らに有利に働くはず
ダニエル・リカルドFP1: 5位, FP2: 4位
今日は本当に楽しかったよ。ここは1周のタイムがかなり短く、すぐに走り終わっちゃうんだけどね。午後のセッションよりも午前中の方がちょっと良かったな。もう少しタイムを削れると思う。セッションの合間にセットアップを変更したんだ。この2つのセットアップから満足できるものを見つけられると思う。
FP1ではウルトラソフトタイヤよりもソフトタイヤの方が良い感触だったんだけど、午後はウルトラソフトよりスーパーソフトの方が良いタイムを出せた。ルイスもソフトでファステストを出していたよね。驚いた事に、タイヤはどれもかなり似通ってるから、予選でみんながどんな戦略を取ってくるか本当に興味深いよ。
縁石についての質問が多いね。正直に言うと、縁石のおかげで1回目のセッション中にフロントウイングに少しダメージを負ってしまったんだ。でも、縁石自体には問題ないよ。どう対処するかはドライバーの責任だし、それがコースリミットってもんなんだからね。
マックス・フェルスタッペンFP1: 3位, FP2: 5位
特にこれといって特筆すべき事はない一日だったよ。FP2でフロアに少しダメージを負ってしまったため、セッションの大部分をその状態で走らなきゃならず理想的ではなかったけどね。たぶんソーセージ型の大きい方じゃない内側の縁石のせいだと思う。あの上を走ることでバイブレーションが発生したんだ。おかげでマシンのフィーリングが悪くなってしまい、抑揚のない一日になっちゃったよ。
コーナリング速度が不足してるから、セットアップを改善する必要があるね。ストレートで遅いのは分かっていたことだから、自分たちに可能なエリアでその分を埋め合わせなきゃね。マシンバランスが悪かったせいかも。まだ満足できる状態じゃないから今夜はデータを解析してみるつもりだ。
DRSゾーンの追加は決勝で僕らに有利に働くかもね。思い通りのラインを走れれば楽しいレースになるかもしれない。マシンのフィーリングが良くなればタイヤはちゃんと機能すると思うし、全体的にもう少し楽になると思う。
縁石はかなり攻撃的だけど、それはここ数年同じことだし誰にとっても同じなんだから、上手く避けるしかないね。フロントウイングを壊しちゃう可能性もあるけど、縁石じゃなくてウオールだったとしたらクラッシュしてるわけで、近づかないようにすれば良いだけの話だよ。
F1オーストリアGP初日フリー走行は、大型のエアロアップグレードを持ち込んだメルセデスAMGが完全制覇。ルイス・ハミルトンが2回のセッションで共にタイムシート最上部を独占、バルテリ・ボッタスがこれに続いた。
土曜フリー走行は、日本時間6月30日(土)19時から、公式予選は同22時からレッドブルのお膝元レッドブル・リンクで開催される。