ダニール・クビアト、マシンに課題抱えるも「僕は前向きな気分」
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アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは7月3日(金)に行われたF1オーストリアGP初日プラクティスを振り返り、今季型マシン「AT01」が作動領域に関する問題を抱えている事を認めた一方で「僕は前向きな気分」と述べ、ポジティブな姿勢を強調した。
クビアトは午前のFP1で19ラップの19番手と出遅れるが、セッションの合間に施したセットアップ変更が功を奏し、FP2ではスピンを喫するも自己ベストを1.5秒近く塗り替え、アレックス・アルボンを0.01秒上回る12番手タイムを刻んだ。
Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | ハミルトン | メルセデス | 1:04.304 | 42 | |
12 | クビアト | アルファタウリ | 1:05.443 | +1.139 | 34 |
17 | ガスリー | アルファタウリ | 1:06.016 | +1.712 | 51 |
クビアトはAT01の具体的な問題点を明かしていないが、車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾテウスは、フロントのグリップが不足しており、これによって前輪タイヤに大きな負荷が掛かっていると説明している。
マシンに問題抱えるも「僕は前向きな気分」
ダニール・クビアトFP2: 12位, FP1: 19位
FP1は僕らにとってトリッキーなセッションだった。マシンの作動領域に関して満足できていないんだけど、FP2に向けて幾らか改善して一歩前進できた点は良かった。
今夜はまだやるべき事があるけど、明日に向けてもっと多くの改善点を見つけられると思っているから、僕は前向きな気持だ。
初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。2番手で僚友のバルテリ・ボッタスを0.197秒差で退けた。3番手には0.641秒遅れでレーシングポイントのセルジオ・ペレスが続く結果となった。
2020年F1オーストリアグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月4日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってレッドブル・リンクで開催される。