マクラーレン、今年も中団最速なるか?「自信を以てシーズンに挑める」F1オーストラリアGP《preview》

2020年製のレーシングスーツを着用したマクラーレンのカルロス・サインツとランド・ノリスcopyright McLaren

マクラーレンのカルロス・サインツとランド・ノリスが、2020年FIA F1世界選手権開幕オーストラリアGPに先立って抱負を語った。下馬評では、ミッドフィールドでのマクラーレン優位を予想する声が多い。英国ウォーキングのチームは今年、2年連続でのコンストラクター4位を狙っている。

昨年のオーストラリアGPでは、サインツが11周目にリアから炎を上げてシーズンリタイヤ第一号に。デビューレースとなったノリスは予選8番手のビッグサプライズを演出するも、決勝では経験の差で勝るベテラン勢にやられ、12位フィニッシュに終わった。

アンドレアス・ザイドル代表はアルバート・パーク・サーキットでのレースを前に「プレシーズンテストは成功裏に終わった」と述べ、MCL35に手応えを感じている事を伺わせる一方で「どのエリアに集中的に取り組む必要があるかは分かっている」とも語り、ライバルを牽制している。

マクラーレン:オーストラリアGPに向けて

カルロス・サインツ戦いに向けた準備は万全

冬の間の過酷な仕事の成果が試される時が遂に来た。僕らはファクトリーとバルセロナでの冬季テストの両方でハードワークを重ねてきた。

6日間のテストではクルマへの理解を深める事ができたけど、実際にレースをしてみるまでは、競争相手と僕らの立ち位置を正確に知ることはできない。そんな中、間違いなく言えることは、僕らは挑戦のための準備が全て整っているということだ。

エキサイトするファンのみんな、トラックの雰囲気、そして点灯するスタートシグナルとレース前の緊張感。こういった要素が素晴らしい週末を演出してくれる。今年最初のレースが楽しみだ。

ランド・ノリス2年目の今年はもっと上手くやれる

今年は去年と違って1年の経験があるから、それを活かしてレースが出来るのが楽しみだ。ルーキーシーズンの昨年は良い形でスタートが切れたけど、僕は常に向上心を以て毎日を過ごしている。今年は去年より自信を以てシーズンに挑めるし本当に楽しみだ。

アルバート・パーク・サーキットはホント最高だよね。ファンのおかげで雰囲気も抜群だし。ストリートサーキットでのレースでは勇敢さがアドバンテージになるから、勇気を振り絞ってウォールに迫って走らなきゃならない。昨年ファンのみんなに大歓迎してもらったから、今年もまた彼らに会えるのが楽しみだ。

この冬とプレシーズンテストで僕は、エンジニアと一緒になって準備を重ねてきた。レースに戻る準備はできている。新しいシーズンの始まりが待ち遠しい。チャレンジングだとは思うけど、それと同時にエキサイティングなシーズンになりそうだ。


オーストラリアGPの舞台となるのは、1周5.303km、全16コーナーを有するアルバート・パーク・サーキット。ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が22戦ぶりに優勝し、2位にルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く結果となった。

F1オーストラリアGPは、日本時間3月13日(金)10時からのフリー走行1で幕を開ける。

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