凡ミス?それとも…ガスリー、予選に続きピット出口違反。一方で慣例のペナポが科されなかった理由
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ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は予選に続き、F1第3戦オーストラリアGP決勝でもピット出口の黄線を跨いでしまい、5秒ペナルティを受けて13位でレースを終えた。
通常であればガイドラインに従ってペナルティポイントが科されるところだが、今回のケースには適用されなかった。スチュワードはポイントを加算しなかった理由として以下の3点を上げた。
- ドライバーズ・ミーティングにおいてドライバーから、この時間帯はラインが見えづらいとの指摘があったこと
- ラインを跨いだのが1m未満であったこと
- 危険が生じなかったこと
角田裕毅(RBフォーミュラ1)が今季初ポイントを獲得したことで、”ノーポイント争い”はアルピーヌ、ザウバー、ウィリアムズの3チームに絞られる事となった。
またも無得点に終わった事について問われたガスリーは「ある意味においては、自分たちのパッケージでベストを尽くしたと思っている」と語った。
「昨年、僕らと4位を争っていたカルロス(サインツ)が今年、優勝した一方、僕らは13位を争う始末だった」
「だから、理想的じゃないのは明らかだけど、今の自分達が置かれている状況は分かっているし、バーレーンやサウジアラビアの時と同様、クルマを改善しなきゃならない事も分かってる」
「クルマがアップグレードされるまでは我慢しなきゃならない」
A524にアップグレードが投じられるのはいつ頃になるのだろうか?
「時間がかかる」とガスリーは言う。
「F1では一朝一夕にはいかない。だから時間がかかる。それまではコースでベストを尽くし、どんなチャンスも活かしていかなきゃならない。それを続けるだけだ」
「チームが解決策を見つけてくれると信じている」
2024年F1第3戦オーストラリアGPの決勝は、2番グリッドからスタートしたカルロス・サインツ(フェラーリ)が通算3勝目を上げ、2位にシャルル・ルクレールが続いた事でスクーデリア・フェラーリが1-2フィニッシュを飾った。
鈴鹿サーキットを舞台とする次戦日本GPは4月5日のフリー走行1で幕を開ける。