フェルナンド・アロンソ、トヨタLMP1をドライブへ。ルマン24時間制覇に向けての第一歩

インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソcopyright indycar.com

WEC世界耐久選手権に参戦しているトヨタ・モータースポーツGmbHは、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が19日(日)に行われるバーレーンのルーキーセッションで、同チームのLMP1スポーツカー(トヨタTS050ハイブリッド)をテストする事を正式発表した。

今月初頭に発表されたWECルーキーテストのエントリー表にはアロンソの名はなかったものの、テストへの準備として、アロンソは今月7日(火)に独ケルンにあるTOYOTA GAZOO Racingの施設を訪れ、シートフィッティングとシミュレーターセッションを行っていた。18日(土)に開催されたWEC 17年シーズン最終戦バーレーン6時間では、ピットを歩くアロンソの姿が確認されていた。

F1モナコGP、インディ500、ルマン24時間から成る世界三大レースの全てでの優勝を自身の夢と語るアロンソは、昨年アンドレッティ・オートスポーツから第101回インディアナポリス500に参戦、次なる挑戦として18年のルマン24時間レースへの参戦を目指している。

トヨタLMP1チームの村田久武チーム代表は、2度F1の頂点を極めたアロンソからのフィードバックを楽しみにしているとの声明を発表した。

「フェルナンドのテストを非常に楽しみにしています。彼が我々を訪ねにケルンに来た時、彼に会った人は皆、私たちのスポーツに対する彼の熱意と情熱を感じることができました。彼は真のレーサーです。彼が様々なカテゴリのモータースポーツへ関心を持っている事を心から尊重していますし、ハイブリッドLMP1車をドライブする機会を彼に提供できて嬉しく思います。TS050ハイブリッドに対する彼からのフィードバックを楽しみにしています」

ルマンへの足がかりとして、アロンソは18年1月のデイトナ24時間レースに参戦することが決定している。アロンソは来季もマクラーレンでF1フル参戦を果たすことになるが、18年のF1とルマンの開催日程はバッティングしていない。噂では、アロンソはルマン以外のWECレースへの出場を熱望しているとされ、場合によっては他のラウンドでもLMP1マシンを走らせる可能性がある。

アロンソは日曜のテストで、今年LMP2クラスで印象的な走りを見せていたトーマス・ローラン(フランス / 19歳)とともにTS050ハイブリッドをドライブする。

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