2度のF1王者アロンソ「750万人以上の子供たちが危険に晒されている」ロシアによる軍事侵攻即時停止を訴える

インタビューに答えるアルピーヌのフェルナンド・アロンソ、2022年2月24日F1バルセロナテストにてCourtesy Of Alpine Racing

フェルナンド・アロンソ(Alpine)は2月24日のロシア軍によるウクライナ侵攻開始を受け、「750万人以上の子供たちが危険に晒されている」として即時停戦を訴えた。

カタロニア・サーキットで24日に行われたF1バルセロナテスト2日目正午のプレスカンファレンスでは、参加ドライバー達にウクライナへの軍事侵攻に関する質問が飛んだ。

セバスチャン・ベッテル(Aston Martin)はF1に対してロシアGPの開催中止を強く求めると共に、仮に開催されるのであればボイコットすると宣言した。

2度のF1ワールドチャンピオンは、最終的な決定はF1に委ねられており、ステファノ・ドメニカリCEOを含む上層部が正しい決断を下す事を信じているとしながらも「僕らには僕らの意見があるし、それはみんなと同じものだと思う」とも付け加えた。

チームメイトのエステバン・オコンの走行を見守り2日目を終えたアロンソはその後、SNSを通してユニセフ(国連児童基金)のサイトを引用し、即時停戦を訴えた。

ウクライナでの戦闘行為の激化を受け、ユニセフのキャサリン・ラッセル事務局長は24日、緊急声明を発表。その中で、武力行為の激化によってウクライナに住む「750万人の子どもたちの命と生活に差し迫った脅威」が迫っているとして人道支援を求めた。

なおハースF1チームはテスト最終3日目に向け、VF-22を含むあらゆるチームキットからタイトルスポンサーのウラルカリ社のロゴとロシアカラーを撤去する作業に着手した。

またアルファタウリのピエール・ガスリーは自身のInstagramアカウントを通して以下のメッセージを投稿。同国民の無事を祈った。

アロンソはユニセフ財団のアンバサダーを務めており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックが発生した際には、ユニセフのスペイン支部を通じて4,000枚の防護服と300,000枚のマスクを寄付している。

ユニセフ 募金窓口

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